イリノイ州の概要

イリノイ州

イリノイ州の特徴

ニューヨーク、ロスアンゼルスに次ぐアメリカ第3の都市、シカゴを中心に発展しています。
シカゴは古くから高層建築が盛んに建てられた地であり、夜になると街全体がきらめく摩天楼となります。
しかし、そんなシカゴから車を1時間程走らせたら、目の前に広がるのは大平原…、中部らしい景観を見ることができます。
起伏のないなだらかなこのエリアでは、トウモロコシや大豆、小麦などが生産されています。
以前はこうした農畜産業が州の主な産業でしたが、現在は家具、冷凍食品、家電なども主要な産業です。
シアーズ、ボーイング、マクドナルド、モトローラなど有名企業の本拠地が多い州でもあります。

イリノイ州の州都

スプリングフィールド Springfield

イリノイ州 最大都市

シカゴChicago

イリノイ州の成立過程

イリノイ州の旗1673年、ミシシッピ川とイリノイ川流域をフランス人探検家が訪れました。 これが最初のヨーロッパ人の渡来と言われています。 この探検の結果、この地はフランスに支配されることになりますが、イギリスもまた領有権を狙っていました。 やがて、フランスとイギリスの間での領有権争いはフレンチ・インディアン戦争に発展します。 戦いに敗れたフランスはこの土地をイギリスに譲渡し、イギリスによる支配がはじまります。 その後、イギリスの支配の仕方に不満を募らせた開拓民たちは独立戦争を引き起こします。 アメリカ領となったこの地は、1787年、連合会議の結果、北西部領土という政治的区分の一部となりました。 その後、インディアナ準州、イリノイ準州と所属を変え、1818年12月3日、合衆国21番目の州に昇格しました。

隣の州との関係

北をウィスコンシン州、北東をミシガン湖、東をインディアナ州、南をケンタッキー州、西をミズーリ州アイオワ州に接しています。

アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム イリノイ州発行年 2003年  発行順 21番
第16代大統領のエイブラハム・リンカーンの若き日の姿が描かれているコインです。州をかたどった図の中に彼の姿がデザインされ、州の右にはシカゴの市街地、左には農場の景色があります。歴代大統領の中でいまだに一番の人気を誇るといわれるエイブラハム・リンカーンは、イリノイ州で人生の大部分をすごしました。そこから、イリノイ州は”Land of Lincoln”という異名を持つようになりました。コインに描かれている21個の星はイリノイが21番目に合衆国に加入した州だということを表しています。
画像提供:”United States coin images from the United States Mint.”

イリノイ州の場所

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