カリフォルニア州のワイン

07年03月28日
ソムリエ ノリノ ワール

カリフォルニアワイン 注目のきっかけ


ワイン生産量世界第4位のアメリカ。そのうちカリフォルニア州での生産量は約90%を占めています。今では名実共にワイン市場に根付いているカリフォルニアワインですが、その発展の始まりは、1976年の出来事からといってもいいかもしれません。アメリカ合衆国の独立200年周年を祝うためのイベントとして、1976年5月24日カリフォルニアワインの質がどの程度まで向上しているのかをみるために、フランスの最高峰のワインとの比較試飲会がパリで行われました。審査員はワイン業界の著名人ばかり。そんな彼らがナンバー1に選んだのは、シャトーモンテリーナ(シャルドネ)と、スタッグスリープワインセラーズ(カベルネ)という、どちらも当時は全く無名のカリフォルニアワインでした。この出来事がきっかけで、カリフォルニアワイン、特にナパワインが全世界より脚光を浴びることとなったのです。


カリフォルニア州

カリフォルニア州のワイン産地


1)ノース・コーストメンドシーノ&レイク地区カリフォルニア最北のブドウ栽培地区
ナパバレーワインの品質を重視するため、単位面積あたりのブドウ収穫量を厳しく制限。カリフォルニアの10%にあたるブドウ畑から4%分のワインしか生産しない。主要ブドウ品種は、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど。凝縮した果実味が特徴
ソノマナパバレーと並んで高級ワインの生産地。太平洋を流れるカリフォルニア寒流の影響で西や南にいくほど涼しく、東や北へ行くほど温かい。ひきしまったシャルドネ、エレガントなカベルネソーヴィニヨンが特に有名
カーネロスソノマナパの南に位置するカーネロスは、サン・パブロ湾の影響により冷涼な気候の地。酸味が重要なスパークリングワイン用のブドウ栽培や、骨格のしっかりとした(酸味がしっかりとしている)シャルドネ、ピノノワールなどでも有名
2)セントラル・コーストモントレーナパバレーソノマと並ぶ、良質なワインの産地。海から吹き込んでくる風と、近代的な手法の恩恵によりワインに適したブドウ栽培が行われている
パソロブレスセントラルコーストの中心に位置し、急成長中のワイン産地のひとつ
3)シエラ・ネヴァダ山麓果実味が強く濃厚な味わいのジンファンデルが多く栽培される
4)セントラル ヴァレーヴァレーと言うよりは大平原。南北に長さ772km 幅113kmの土地でカリフォルニアワインの4分の3を生産。ジェネリックなワインや低価格のワインを生産している。
5)サウスコーストサンタバーバラ海風のワイン。 太平洋に直角に流れ込む渓谷は海風のトンネルとなって内陸部を冷やす。シャルドネ、繊細なリースリング、果実味たっぷりのピノノワールが有名特にこの地区のピノノワールは映画「SIDE WAYS」ですっかりと有名に。

カリフォルニア州のワイナリー


ナパバレー


クインテッサ (Quintessa)


ナパバレーのラザフォード地区にはワールドクラスのワイナリーがひしめいています。そのなかでも知る人ぞ知る「クインテッサ」をご紹介します。このワイナリーは、ナパの裏街道(シルバラードトレイル)沿いにあります。数年前、私のワインの師匠である某有名ソムリエさんがカリフォルニアワイナリー研修旅行から帰国された際に(ロサンゼルスからサンフランシスコを経てソノマナパまでかなりの数のワイナリーを訪問されたそうです)、一番印象深いワイナリー はどこでしたか?とお尋ねしたところ、「”Quintessa”はよかったねぇ~」というコメントをいただきました。当時はまだ日本へ輸入されていませんでしたので、知り合いのフライトアテンダントにお願いして現地よりワインを運んでもらった思い出があります。現在は酒屋さんの希望小売価格で約28,000円ぐらいですから、価格はオーパスワンと同じぐらいでしょうか?どこかでクインテッサを見つけたら、是非試してみて下さい。きっと感動していただけると思いますよ。(ちなみに、「キュイジーヌ219」ではワインの持ち込みもOKです。どうぞ219のおいしいお料理と一緒にご自慢のワインをご披露ください)


クインテッサ

ドメーヌ・シャンドン (Domaine Chandon)


ナパバレーにあるスパークリングワインメーカです。ワイナリー街道といわれるルート29号を北上し、ヨントヴィル(Yountville)の看板を過ぎてすぐのカリフォルニア・ロードを左折すると現れます。余談ですが、このワイナリーの隣には立派なたたずまいの「老人ホーム」がありますので、間違えてこちらを訪問しないように!このドメーヌ・シャンドンでは、テラス席でのランチがお薦めです。カリフォルニアの美味しい空気と目の前に広がる緑、そしてスパークリングワインのシュワシュワした泡立ち…。とっても癒されます。テイスティングルームでは、何種類かのスパークリングワインが試飲できますし(有料試飲した方にはロゴ入りのシャンパングラスをプレゼントしてくれます。)、お土産コーナーも品揃えが豊富ですので、こちらの方へも是非立ち寄ってみて下さい。


ドメーヌ・シャンドン

オーパス ワン (Opus One)


オーパスワンは、フランスのシャトームートンロートシルトとロバートモンダビが共同所有するワイナリーで、ナパワインの最高峰とも称されます。ナパ、オークヴィル地区のルート29号線沿にあらわれる豪華な建物は、ワイナリーというよりもまるで美術館か博物館のような趣。ボルドースタイルの赤ワイン(カベルネソービニヨン、カベルネフラン、メルロー、マルベック、プティヴェルドなどがブレンド)で、日本でも突出した人気のあるプレミアムワインのひとつ。ちなみにオーパスワンとは「作品番号1」を意味します。


シャトー モンテリーナ (Chateau Montelena)


ルート29号を北上し、セントヘレナから東の丘の上に建つ石造りのシャトー。1976年のパリでの歴史的なテイスティングイベントにおいて、カリフォルニアワインを名実共に一躍有名にしたワイナリーです。とても洗練されたシャルドネと力強いカベルネソーヴィニヨンが有名。ワイナリーの中には、大きな池や庭園があり、ピクニック気分でお散歩も楽しめます。


フロッグスリープ ワイナリー(Frog’s Leap Winery)


カエルが飛び跳ねているワインラベルがユニークです。ナパバレーの中心地ラザフォードのワイナリーで、昔この地にはカエルの養殖場があったとか…。すがすがしくクリーンなイメージのソービニヨンブランが大人気です。


 


アメリカワインの楽しみ方

コメント (2)

76年のフランスでのブラインドテースティングでフランスの老舗ワインを押さえてトップの栄光に輝いた鹿の跳躍(Stag’s Leap)は、私のお気に入りワイナリーです。
オーガニックワインにこだわっている、蛙の跳躍のZinも好きです。
我が家のセラーには、通常は市場に出てこないStag’s Leapのボトルが多数眠っています。たとえば
FAY Golden Rectangle, Fay Block 5C Merlot, Fay Block 4A Cabernet Sauvignon, SLV Block 2C Merlot。そして今月、2003 SLV Block 1A Cabernet Sauvignonをゲットしました。
ここのワイナリーのEstate Memberになっておくと、メンバーにしかリリースされないワインが自動的に届くのと、Cask23が一般にリリースされる直前にメンバーのみのイベントに招待してくれて、Cask23、Fay、SLVが無料で飲み放題!!
現在、Estate Memberは空席待ちの状態で、すぐには加入できないようですが。
我が家は、RidgeのMonte Belloまで車で20分(うち、15分は細い山道の運転)のところにあります。Monte Belloは、週末は無料のテースティング(無料で試飲できるのは、予め設定された5品種か6品種。さすがにMonte Belloは試飲できないので、1本買うしかありません)ができ、シリコンバレーが一望できるピクニックエリアがあるので、ここのピクニックエリアにサンドイッチ、チーズなどを持ち込んで、Ridgeのメンバーのみが購入できるZinfandelを現地で購入して、週末のピクニックをすることが多いです。
RidgeのMonte Belloは、リリースされる時には1本あたり$150程度の値段になりますが、最終ブレンドが決定して眠りにつくタイミングで予約すると、1本$80で購入できます。
2006年ビンテージの出来はかなり良いようで、まだ予約を受け付けています。(ただし、手元に届くのは2009年春)
次回高橋さんのお店にお邪魔するときには、お約束通り、めずらしいワインを持参しますので、いっしょに試してみましょう。
昨夜もごちそうさまでした。
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コメントをいただいた日付: 2007-05-30 10:13:11

久しぶりに、カリフォルニア中部のワイナリーをいくつか訪問してテースティングしてきました。San Luis Obispo、Arroyo Grandeなどのエリアは、気候的に白はChardonnay、赤はPinot Noirが中心で、一部でCabernet Francが作られている程度。しかし、NapaやSonomaとは違った方向のワインが多くて楽しめます。
いくつか回った中で、Domaine Alfredの2005 Estate Chardonnayと、Talley Vineyardsの2005 Rincon Pinot Noirのできがすばらしかったので、買い込んで帰ってきました。
Rinconは、Kosta Browneよりもコストパフォーマンスが良い感じです。
3月になると、Ridgeで2007 Monte Belloのブレンドテースティングがあります。3月8日・9日に、ブレンド前の個別ワインをそれぞれ単独で、そして仮にブレンドされたMonte Bello候補をテースティングできます。5月17日・18日は、ファイナルアッセンブラージュで、最終的にブレンド比率が決定したMonte Belloがテースティングできます。メンバーとその友人以外は一人$40ですが、これはお勧め。
そういえば、1976年のフランスでのブラインドテースティングでトップ10に入ったワインを、30年後の2006年に再びブラインドテースティングしたようで、76年に赤ワインでトップだったのがStag’s Leapでしたが、30年後の結果は、Ridgeがトップでした。これで、「所詮、カリフォルニアワインは早飲みしかできない品質なので、30年後にもう一度やってみれば、フランスワインにかなうはずはない」と負け惜しみを言ったフランスのワインメーカーの面目は丸つぶれになったわけです。
3月19日には鹿の跳躍(Stag’s Leap)から、毎年恒例の、メンバーのみに配布されるFAY Golden Rectangleが出てきます。
そして、3月23日には、これもメンバーにしか配布していないLa Chouetteの2005年ビンテージが手に入る予定。このビンテージのアッセンブラージュには、昨年たち合わせてもらい、Cabernet Francを何%混ぜるか、0.5%刻みでいろいろなブレンドを試飲させてもらいました。
しかし、ワインは深い。。。。
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コメントをいただいた日付: 2008-02-25 15:34:44

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