ワシントンワインの特徴
ワシントンワインの特徴を一言で言うならば、「カリフォルニアワインの力強さと、フレンチワインの上品さの双方を併せ持ったワイン」になるでしょう。ワシントン州最大のワイン産地コロンビアヴァレーは、カスケード山脈の東側に広がっていますが、北緯46度から48度に広がるワイン産地は、フランスの銘醸地であるブルゴーニュ、ボルドーとほぼ 同緯度に位置しています。土壌、降水量、日照時間、気温などワイン作り(=良いブドウ作り)に最適な条件に恵まれているというワケです。主要ブドウ品種は、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラーなどが代表的です。

ワシントン州のワイナリー
デリールセラーズ(DeLille Cellars)
シアトル近郊(車で約40分)のウッディンヴィル(Woodinville)にワイナリーがあります。デリール セラーズは ロバート パーカー氏も「ワシントン州のラフィット ロートシルト」と絶賛するワイナリー。手摘みされたブドウを厳選し、丹精込めてボルドースタイルのエレガントなワインを作り出しています。

デリールセラーズのワイン
※キュージーヌ219のスタッフも、2006年に訪問させていただきました。ワイナリーオーナーをはじめワイン作りに携わる方々のワイン作りへの情熱を肌で感じ、「このワインだったら間違いない!」とお店でお客様にお薦めしています。さらに今年2月にはデリールセラーズのオーナー兼ワインメーカーのクリス・アップチャーチさんをお店にお呼びし、ワイン会を開催しました。

ワシントン州 デリールセラーズにて
ウッドワードキャニオン ワイナリー(Woodward Canyon Winery)
ワイナリーは、ワシントン州の内陸部ワラワラ地区にあります。ワイナリーオーナーで、ワインメーカーであるリック・スモールさんのご家族は、3世代にわたり現在のウッドワードキャニオンのブドウ畑がある場所で農業を営んできました。 リックさんは1970年後半にこの場所にブドウ畑を拓き、1981年にワラワラ地区で2番目となるワイナリーをオープンしました。彼はこの地に深く根ざし、ワールドクラスの素晴らしいワインを丹精込めて手掛けてきた業界の先駆者です。量よりも質を重視したワイン作りをモットーとし、彼に長年与えられてきたワシントンの最優秀ワインメーカーの一人であるという評価はその証といえます。

ウッドワードキャニオンワイナリーのワイン
※キュージーヌ219では2006年3月にウッドワードキャニオンのオーナーであるリック・スモール さんをお招きしてワインメーカーズディナーを開催しました。ワシントン州の立体地図などを使い、リックさん自らワシントン州のワイン作りの特徴について教えていただきました。

キュージーヌ219のイベントにてレクチャー中のリックさん
【アメリカワインの楽しみ方】