グランドキャニオンの朝

たくさんの観光客が、朝日を一目見ようよあつまってきていましたが、残念ながら空は重い雲に覆われていました。一瞬だけ雲の合間から太陽が顔を出しましたが、デジカメを取り出して構えている間に、再び雲の中へ入ってしまいました。

この中を歩いて横断するツアーや、特殊なボートで川をくだるツアーなんてのもあるそうです。頭では理解できても、この風景を見ているとちょっと信じられません。こんな広大な『割れ目』を歩いて横断できるのでしょうか。
さて、これら二つの写真は北側をむいています。なのでちょっと想像できないかもしれませんが、南側には鉛色の重い雲が迫ってきていました。いつ雨が振り出してもおかしくない雰囲気です。
ザイオン国立公園へコースを変更


当初は上記のように、グランド・キャニオンの南側を通ってラス・ベガスへ向うはずでした。
途中、何箇所かグランド・キャニオンを見下ろす観光スポットがあるので、そこも立ち寄る予定でしたが、それでは、南からやってきている雨雲にまともにぶつかってしまいます。
LINK-USAの発起人『 Mr.M 』は、それをさけるためにも北上し『ザイオン(ZION)』へ行こうと言うのです。






89号線は、赤い山の中を登っていきました。
グレン・キャニオン・ダムとレイク・パウエル


かなり大きな工場のようですが、ここにある町も大きいということでしょうか。
※後ほど分かりましたが、煙突から出ているのは煙ではなく、発電によって発生している水蒸気だそうです。



ぺイジは、ユタ州との境にある町です。1956年に、この地で大きな工事が始まりました。コロラド川の上流に、巨大なダムを作る計画がスタートしたのです。
ダム工事の労働者のキャンプを作ったのが、今、ペイジがある場所です。なんとペイジは、ダム工事からスタートした町でした。



橋を越えて少しいったところに、ビューポイントの表示がありました。地味な表示でしたが、なんとなく予感がして、そのわき道へ入ってみました。
そこは、コロラド川の上流にあるレイク・パウエル( Lake Powell )を見下ろすステキなビュー・ポイントでした。
ですがこの湖は、ダムを作ることによってできた人工の湖です。

ユタ州へ



次回 ⇒ 12. ザイオン国立公園 に続く
1. 成田空港からアメリカ本土へ向けて出発 |
2. アメリカ国内線に乗る(U.S.Airways) |
3. いざ、セドナへ |
4. セドナ に到着 |
5. セドナで迎えた気持ちいい朝 |
6. ボルテックス・ロケーション |
7. カセドラル・ロック ~ 赤い岩山を見た! |
8. セドナのアップタウン |
9. 一路北へ ~ ルート66に合流 |
10. グランド キャニオン 国立公園を観光 |
11. 予定変更! 雨のグランドキャニオンを脱出 |
12. ザイオン国立公園 |
13. ザイオンからラスベガスへ |
14. ピラミッドに泊まる ~ ルクソール・ホテル |
15. ラスベガス 観光 |
16. ラスベガス2日目の夜 |
17. さらばラスベガス |