朝のラスベガスを散策

今日まで、毎日、早朝に出発してきました。が、今日は珍しく午前中の予定がありません。せっかくなので、ホテルのまわりをうろついてみることにしました。
まずは、泊まっている『ルクソール ラスベガス(Luxor Las Vegas)』の前から出ているモノレールに乗ってみることにしました。

モノレールは無料で乗り降り自由でした。


モノレールは、『マンダレイベイ(Mandalay Bay)』と近くのホテルを結んでいます。
Aがワレワレが泊まっているルクソール ラスベガス Bがこのモノレールの基点となっているマンダレイベイというホテルです。

しょうがないので、ホテルの外を観察してみることにしました。
マンダレイベイから道路をはさんだ反対側にマクドナルドを見つけました。果たして、ラスベガスのマクドナルドはどんな感じなのでしょうか。



ホテルとホテルの間は通路で結ばれています。通路によってはショップをともなっていたりもします。外の世界と遮断することで、お客さんを完全に囲いこんでしまおうとしているのでしょうか。
いずれにせよ、入り口が見つからず、外から中へ戻るのが大変でした。

昼食をいただきながら、今日の予定を確認することになりました。
そして、ルクソール ラスベガスの中にあるメキシカンのお店へ入りました。

LINK-USAの発起人『 Mr.M 』から今日の予定の説明がありました。ラスベガスでは、観光業に携わっている方とミーティングをする予定があるそうですが、それは時間が決まっているわけではないとのこと。というわけで、その連絡が入るまで、ドライブに出かけることになりました。
フーバーダムへドライブ

C地点、フーバーダム。
ラスベガスの近くにある、
『フーバーダム( Hoover Dam )』へ行こうというのです。それは、アメリカ大陸で一番大きいダムだそうです。


気になって調べてみました。
左の図の赤い矢印の場所にフーバーダムがあります。ダムによってできた人造湖はミード湖。
なんとその上流はグランドキャニオンでした。
そして、その上流にペイジの町とレイク・パウエルがありました。
その17でレポートした「グレン・キャニオン・ダム」があるところです。
今日まで走り回って見てきた場所が、水の流れで全部つながっているのです。いや、水の流れがあったからこそ、そのまわりにいろんな場所ができたのかもしれません。
カジノを出発してすぐ、建設中の建物が多いことに気がつきました。新しい住宅街もたくさんあります。
LINK-USAの発起人『 Mr.M 』が教えてくれました。 ラスベガスは税金が安い。治安もいい。なので企業が進出し始めている。カジノからスタートした街だが、今、郊外には企業がどんどん集まってきている。
確かに、どこまで走っても街が続いています。ラスベガスは大きな街でした。
昔、『バグジー』という映画を観たことがあります。ラスベガスを作った男の話です。マフィアから資金を借りて『フラミンゴ』というホテルをつくりますが、失敗つづきで最終的にマフィアに暗殺されて終わります。
その映画の印象が強かったので、ラスベガスはマフィアだらけだと思っていました。映画の内容は実際にあった話です。バグジーとあだ名された男はいたし、1946年12月にフラミンゴはオープンしています。そして、1947年6月にバグジーは暗殺されました。
実際にラスベガスがマフィアに牛耳られていた時代はあったそうです。が、法律や経営の体制が変わり、1980年代にマフィアは撤退しました。
ロバート・デ・ニーロとシャロン・ストーン主演の「カジノ」という映画がありますが、そこに出てくるラスベガスが、ちょうどその最後の頃だそうです。
1990年代になり、ラスベガスのホテルが変化します。目の前で火山が噴火するホテルや、海賊をテーマにしたホテルが造られました。今回滞在しているピラミッド型のホテルができたのも、その時代だそうです。ギャンブルの街が、エンターテイメントの街になっていきました。
さてさて、ホテルから30分ほど東へやってきました。
フーバーダムに到着

その高台の道路脇に、クルマを停めて景色を眺めるスポットがありました。
そこからは、遠く、ミード湖が見えました。フーバーダムで作られたダム湖です。
実際は大迫力だったのですが、写真では伝わりませんね。


こんなに大きいダムは今まで見たことがありません。生まれて初めて見ます。
現在の時間は13:30です。
この写真では小さすぎてわかりませんが、ダムの上にはたくさんの観光客がやってきています。そして、はるか下を見下ろして歓喜の声をあげています。
このフーバーダムの貯水量は約400億トンだそうです。ちなみに日本最大の湖、琵琶湖の貯水量でも300億トンありません。このダムがどれだけ大きいかがわかります。
実際に見てきた人間からすると、この写真では大きさが伝わってないような気がします。

このダムがどれだけ大きいかが、おわかりいただけましたでしょうか。


でかすぎます。
1931年に着工し、1936年に竣工したそうです。
※1935年に完成と書いてある資料もあります。最初はボールダーダムという名前でした。1947年に、ダムをつくった大統領の名前をいただいて、フーバーダムと改名されました。
それにしても、竣工した1936年といえば、日本はまだ昭和11年です。そんな時代に、アメリカはこのような大きなものを造れたわけです。

そのような国と戦った、戦わねばならなかった日本を思って、なんとも言えない気持ちになりました。
が、このコーナーの取材主旨から脱線するので忘れます。
それにしてもでかいです。

ダムの上に立つ左の写真のような感じになります。壁は腰の高さしかありません。高所恐怖症の人は、下を見下ろすことができないどころか、このダムの上を歩くこともできないかもしれません。
奥に傾いた鉄塔が見えています。最初は工事中か?と思いましたが、最初からこういう造りになっているそうです。

送電線は、谷間の発電所めがけて落ちるように伸びています。


何もかもが大きすぎて言葉を失います。
このフーバーダムでは、あまり日本人観光客を見かけません。アメリカ人にとっては、ラスベガスの観光地といえばフーバーダム、というくらいの場所らしく、ラスベガスのナイトショーよりも集客率が高いそうです。確かにたくさんのアメリカ人がやってきていました。
ミード湖の湖畔


レイク・ラスベガス Lake Las Vegas

高級リゾート地のようです。

ラスベガスにあるホテルなので、中にはカジノも入っています。が、どちらかというとゴルフを楽しむリゾートのようでした。
次回 ⇒ 16. ラスベガス2日目の夜 に続く
1. 成田空港からアメリカ本土へ向けて出発 |
2. アメリカ国内線に乗る(U.S.Airways) |
3. いざ、セドナへ |
4. セドナ に到着 |
5. セドナで迎えた気持ちいい朝 |
6. ボルテックス・ロケーション |
7. カセドラル・ロック ~ 赤い岩山を見た! |
8. セドナのアップタウン |
9. 一路北へ ~ ルート66に合流 |
10. グランド キャニオン 国立公園を観光 |
11. 予定変更! 雨のグランドキャニオンを脱出 |
12. ザイオン国立公園 |
13. ザイオンからラスベガスへ |
14. ピラミッドに泊まる ~ ルクソール・ホテル |
15. ラスベガス 観光 |
16. ラスベガス2日目の夜 |
17. さらばラスベガス |