
と、ミネソタ観光局のポールが教えてくれました。この町は、鉄鉱石の産地として栄えた歴史を持つそうです。

ミネソタ州北東部には、『メサビ鉄山』という鉄鉱石の鉱山帯(つまり産地)があるのだそうです。このメサビ鉄山は、ヒビングの北から、今日の最終目的地ダルース『 Duluth 』まで広がっています。
これはアメリカ合衆国で一番大きいだけでなく、世界的に見ても、トップクラスの鉱山なのだそうです。
メサビ鉄山は第二次世界大戦でフル稼働しますが、1970年代に入って一度衰退します。
21世紀に入り、中華人民共和国で鉄鋼のニーズが高まると、メサビ鉄山は再び活性化します。中華人民共和国への輸出がはじまったのです。アメリカと中国は、こんなところでもやりとりをしていたんですね。


お店の前に、日本の代表団を歓迎します!みたいなコメントが掲げられていました。日本政府かどこかの使節団でも来ているのかと思いポールに尋ねたら、これはモクさんとUSしゅんのことだと教えてくれました。
そんな扱いを受けてしまっていいのでしょうか。ちょっと動揺します。


ここは、若き日のボブ・ディランがシンガーとして歩き始めたお店でした。
お店のホームページです▼
http://www.zimmys.com/

もう、彼はやってきませんが、店の中は、ボブ・ディランの写真や楽器で溢れているのでした。

あまり期待していなかったのですが、なかなかおいしかったです。

クルマに乗って、北へ走ります。町の北を通っている線路を越えると……

ヒビングは、1893年に鉱山の町としてスタートします。街は豊かな鉄鉱脈のおかげで発展しますが、環境管理が行き届いてなかったためか、塵肺や肺ガンで倒れる人が現れはじめます。
すべての原因が土地にあるのかどうかはわかりませんでしたが、ヒビングの町は今の場所へ移動して、ここには町の跡だけが残りました。


本当に広い鉱山です。大型車が点にしか見えません。しかも、この向こう側にもまだまだ続いているそうです。
次回 ⇒ ヒビングは今 に続く
1. ミネアポリスに到着 | 2. セント・ポール探索へ出発 |
3. 鉄道王ジェームズJヒル邸を見学 | 4. セントポールをうろうろする |
5. スカイウェイを歩きました | 6. セグウェイに乗って行こう |
7. ストーン・アーチ・ブリッジをセグウェイで! | |
8. 博物館を見学しました | 9. ミネアポリスの街の中 |
10. ライト・レール/ハイアワサ・ライン | 11. ラディソン・ブルーミントン |
12. 北へ向って走れ! | 13. ヒビング( Hibbing )という町で |
14. ヒビングは今 | 15. スプリットロック灯台 |
16. ダルースを目指して | 17. 夜のダルース |
18. ダルースの水族館 | 19. スペリオル湖鉄道博物館 |
20. ダルースから、一路サウスダコタ州を目指します | |
21. ラピッドシティに到着 | 22. バッドランズ Badlands |
23. ラピッドシティの夜 Rapid City | 24. マウント・ラッシュモア国立記念碑 |
25. マウント・ラッシュモア国立記念碑 4人のアメリカ大統領 | |
26. クレイジーホース Crazy Horse | |
27. クレイジーホースの顔のところまで行きました | |
28. 針のような街道・ニードルハイウェイy | 29. ミネアポリスの夜 |