
火の女神「ペレ」が住むというハワイ島のドライブをご紹介させていただきます。
今回は、アカカ・フォールズから、ワイピオ渓谷までのドライブをご紹介します。

ハワイ島の北を走る19号線から、220号線を曲がります(ヒロサイドからだと左折です。南側) 目指すはアカカ・フォールズ滝です。標識もあって判りやすいです。
途中の町には、古い建物をきれいにしたみやげもの店や食堂がありました。

「ISHIGO」というお店をみつけました。この名前は日系人ですね。
★このあたりは、かつて一面サトウキビ畑だったそうです。その関係で、サトウキビ・プランテーションで働く日系移民がたくさん住んでいました。今も、日系の苗字がたくさんあります。近くには、日系のお寺もありました。
★「ISHIGO」は、手作りジャムが名物だそうです。いろんなフルーツのジャムが置いてありました。

町を抜けると草原に出ました。ここはマウナ・ケアの東のすそ野です。残念ながら頂上は雲の上で見えません。
★かつてサトウキビ畑だったところです。日系人たちが、この広い大地いっぱいに広がって働いていた姿を想像すると、感慨深いものがあります。

アカカ・フォールズに到着しました。
州立公園です。

アカカ・フォールズへは、駐車場から遊歩道を10分ほど歩きます。
遊歩道からは、いろいろな植物を見ることができました。まるで植物園の中の様でした。見たことのない熱帯系の植物があったので、近くを歩いていたご婦人に質問してみたのですが、「知らない」と言われてしまいました。
アカカ・フォールズは大きな滝でした。高さは100m以上も有るでしょうか。滝つぼのあたりはしぶきで全く見えません。天気が良ければ、ここでも虹が見えたかもしれません。見れなくて残念。
★後から調べました。アカカ・フォールズの落差は130mもあるそうです。

大満足して出発です。
19号線に戻る途中、標高500フィートの標識を見つけました。前方に広がっている海の様子を見て納得します。たしかにここはかなりの高度があります。今朝のぼった山頂の高さを思い出しました。

19号線へもどりました。
一路、ワイピオ渓谷を目指します。この19号線は信号も少なく走りやすい道ですが、意外に交通量は多く感じます。
★19号線はハワイ島北部唯一の幹線道路です。ハワイ島は、ここ数年で人口が倍増していて、クルマの数も増えています。今後、渋滞がさらに問題になってくるかもしれません。

ワイピオ渓谷を目指すため、途中で240号線にそれました。そこには、ホノカアという町があります。
ホノカアも、サトウキビ畑の時代に大きくなった町です。日系人がたくさん住んでいました。

240号線の行止りが渓谷の展望台になっています。ここから、古代のハワイ人がタロイモを育てて生活をしていたという「ワイピオ」の谷を望むことができます。
かつて、ハワイ島を統一した王の王朝があった場所だそうで、何か神秘的なものを感じます。

展望台で出会ったバックパッカーが、徒歩で見てきたことを他の若者たちに話していました。
■渓谷の奥はヒイラヴェ滝が見所。
■谷へは、四駆で案内をしてもらうか、徒歩でおりるしかない。
Hertzでもらった地図には、「ここから先はドライブ禁止」と書かれていました。
