ボナビルダム

08年07月05日
Link-USA

ボナビルダムに寄り道


ボナビルダムコロンビア渓谷から84号線を通って、ポートランドへ戻っています。途中、ボナビルダムという標識を見つけました。

Bonneville Dam
その標識を見つけてわき道へ入っていくクルマがけっこうあります。ついていってみることにします。

ボナビルダムダムの入り口には検問がありました。何台ものクルマが行列を作っています。そんなにすごい施設なのか?と思ったら、ここは米軍が管理するダムでした。911のテロ以降、米軍関係施設には検問ができましたからね。ちなみに、見学に来た、と言ったら通してもらえました。

ボナビルダム大きなコンクリートの壁の前を走りました。後から「ダム図」を見ることができたのでわかったのですが、これは第一ダムでした。これが発電する施設そのものだったようです。
ボナビルダムには、ダムが2つあります。ここから見下ろす川が大迫力だったのですが、途中で停車することはできないので写真を撮ることができませんでした。いかれた際は、ぜひ肉眼でご覧ください。

ボナビルダム

突然、視界に巨大な水門が現れました。ちょうど開門中?だったようで、水しぶきがあがっていました。それにしてもすごい水量です。ラスベガスで見たフーバーダムとは違った迫力があります。


ボナビルダム停車できない道を、どこへ向かっているのかわからないまま走ってきた先にあったのは、ビジターセンターでした。無料です。ビジターセンターにダムの紹介がありました。このダムが作られたのは1937年、フーバーダムと同じ時代です。そういえば、ゴールデンゲートブリッジができたのも1937年でした。当時のアメリカの国力のすごさがわかります。

ボナビルダム

ダム図です。われわれは、下の Navigation Lock から入ってきました。それにしても大きいダムです。発電施設が2つもあります。水門が別になっているのも特徴です。一番下にある小さな水門は、航行する船のためのものです。


ボナビルダムここには、コロンビア川をさかのぼってくるサケのために、フィッシュラダーという仕組みも設けられていました。
サケは、産卵のために生まれた川に戻ってきます。ダムが作られたことで、サケの通り道が遮断されてしまったので、このような「魚道」を作ったようです。ダムはこのエリアに膨大な電力をもたらしましたが、引き換えに自然の姿を大きく変えてしまいました。先住民たちの生活様式の一大要素である漁場は消えてしまったそうです。

ボナビルダムビジターセンターの地下室には、大きなガラス窓が設置されています。フィッシュラダーの中が見えるようになっているのです。にごっていますが、時々、目の前に大きなサケが現れてびっくりします。

ボナビルダム

ビジターセンターをひとまわりして出てきたら、雨はさらに強くなっていました。
※一つ目のダムを上流側から見ている写真です。


ボナビルダム走っている最中に、ひょっとしたら晴れてきて、マウントフッドを拝むことができるかも、と思っていたのですが、それはまったく無理そうです。

ボナビルダム再び「ヒストリカル・コロンビア・リバー・ハイウェイ」に戻ります。この道、緑が本当にステキです。雨でも充分に楽しいドライブでした。

次回 ⇒ マルトノマ滝 Multnomah Falls に続く


ポートランド~シアトルの旅
1. いざ、オレゴン州ポートランドへ 2. スチール・ブリッジ 3. ポートランド市街へ 4. パイオニア・コートハウス・スクエア 5. ワシントンパークとポートランドの夜 6. いざ、コロンビア渓谷へ 7. コロンビア渓谷の風景 8. ボナビルダム 9. マルトノマ滝 Multnomah Falls 10. キャノンビーチはすごかった 11. ワシントン州へ続く橋とポートランドの夜景 12. オリンピック国立公園へ 13. クラロック&ルビービーチ 14. ポート・エンジェルスへやってきた 15. ポート・エンジェルスの夜 16. 港町の早朝 Port Angels 17. フェリーに乗って行こう 18. エドモンズにあったのは… Edmonds 19. マカティオで食べた Mukilteo 20. シアトルにやってきました 21. スターバックス1号店 22. シアトル Seattle 23. スペースニードル spaceneedle 24. マウントレーニアを目指せ 25. Mt.Rainier National Park 26. レーニア山/ジャクソン・ビジターセンター 27. レーニア山の山頂が見えた 28. シアトル最終日の夕方 29. さらばシアトル