マニア的航空博物館ルポ2

08年10月22日
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ピマ航空宇宙博物館 レポ


マニア的航空博物館ルポ2ひき続き、マニア的航空博物館ルポをお届けします。さて、このとんでもない形をした飛行機は、ボーイング377旅客機を改造した貨物機、スーパーグッピーです。航空機やロケットを輸送するのに使用されていました。ボーイング377という旅客機はB-29爆撃を原型に開発されました。ということは、スーパーグッピーのルーツはB-29というわけです。

マニア的航空博物館ルポ2前から見ても、その形の異様さは健在です。世界でも数機しか残っていないと言われるこの機体に出逢え、感無量でした。

マニア的航空博物館ルポ2C-97輸送機です。この旅客型が前述のボーイング377です。旅客機型は、パン・アメリカン航空などで使用されました。あのマリリン・モンローが新婚旅行で来日した際に使用された飛行機でもあります。当時は、ラウンジがあったりベッドがあったりと、とても豪華なキャビンでした。

マニア的航空博物館ルポ2これは、名機ダグラスDC-3型機です。旅客型、軍用型ともに、映画などでもよく登場する飛行機です。日本でも、大東亜戦争時、DC-3を原型とした零式輸送機として活躍したほか、戦後は日本航空や日ペリ航空、極東航空などで使用されていました。
※日ペリ:「日本ヘリコプター輸送」、全日空の前身です。空港やチケット上などで見かける「NH」という全日空の2レターコードは、この日本ヘリコプターが由来です。

マニア的航空博物館ルポ2ヴェトナム戦争などで活躍した超大型爆撃機、ボーイングB-52も見てきました。1950年代から使用されており、今なおエンジン等の改良を加え現役で空を飛んでいる爆撃機です。
そんなB-52の車輪格納庫は、鳩の巣と化していました。飛行機もやはり鳥には敵わないという事でしょうか。

マニア的航空博物館ルポ2これは、旧ソ連時代に大活躍したミグ戦闘機です。北朝鮮軍のマーキングに塗装されています。今なお、北朝鮮軍はこの旧式ミグ機を実戦投入しているらしいです。

マニア的航空博物館ルポ2航空自衛隊、米空軍など、世界各国の空軍で使用されているF-15戦闘機です。このようにたくさんの戦闘機も展示されています。
※US太郎は旅客機マニアなので、軍用機はあまり詳しくありません。旅客機に比べ説明が不十分な点、ご容赦下さい。

マニア的航空博物館ルポ2博物館内には、宇宙科学をメインにしたコーナーもあります。これは、アポロです。アポロを見ると、ピンクと茶色に塗りたくなるのはUS太郎だけでしょうか。この大きさのアポロチョコレートがあったらな…なんて下らない事を考えてました。

マニア的航空博物館ルポ2最後に、大東亜戦争時に日本を爆撃したことであまりにも有名なボーイングB-29です。与圧を装備し高高度で巡航可能な、当時としては最先端の技術を盛り込んだ爆撃機でした。この爆撃機の投入が、日本軍の弱体化をもたらした要因のひとつです。広島、長崎に原子爆弾を投下したのも、同型機でした。実際にB-29を眺めてみると、なんとも複雑な気持ちになります。戦時中、高高度を飛行するB-29を日本人はどんな気持ちで眺めていたのか…、と。

次回 ⇒ ツーソン市街地を散策 に続く


 
  1. アリゾナ州初上陸  2. セドナ周辺を探索
  3. グランドキャニオンへドライブ   4. 雄大なグランドキャニオン
  5. セドナの夕暮れ時  6. モニュメント・バレーへドライブ
  7. モニュメント・バレーからスライドロック州立公園
  8. フラッグスタッフを経由して  9. フラッグスタッフ散策
 10. スコッツデールへドライブ 11. フェニックスのダウンタウンを散策
 12. スコッツデール・ファッションスクエア
 13. ショッピングセンター巡り、その2 14. ピマ航空宇宙博物館へ
 15. 飛行機について語ってしまいます。 16. マニア的航空博物館ルポ2
 17. ツーソン市街地を散策 18. アリゾナ、最後の夜
 19. ありがとうアリゾナ

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