ミシシッピ川流域の歴史

マッドアイランドリバーパークには、ミシシッピ川に関する博物館ミシシッピリバーミュージアムがあります。
この日は、見学の小学生たちであふれかえって、大変賑やかでありました。

先住民、ヨーロッパからこの地にやってきた開拓者、初期の入植者たちの歴史が、時代を追って紹介されています。
写真は古代ネイティブアメリカン時代の石器、と書いてありました。
ミシシッピ川を行き交う蒸気船

蒸気船はミシシッピ川の重要な交通網としても活躍したそうです。
このように19世紀~20世紀にかけて航行した蒸気船の模型なども展示されています。

実際に乗り込んで、船内を見学することができます。

昔、ショウ・ボートと呼ばれる船に乗ってミシシッピ川を航行しながら、沿岸の町でショウを行う一座があったそうです。旅芸人一座のような感じでしょうか。
ミシシッピ川沿岸は田舎町が多く、娯楽も少なかったことから、ショウ・ボートがわが町にやってくる!となると大騒ぎで、とても人気があったそうです。
ちなみにこのショウ・ボートを舞台にした、その名も「ショウ・ボート」はミュージカルとしても有名ですし、映画化もされていますよね。
南北戦争の時代

軍服や武器、大砲や砲艦の資料などが数多く並んでいました。
ミシシッピ川沿岸のミシシッピ州は、南北戦争の激戦地としても知られています。
主戦場となったおかげで、戦後この地は全米で最も貧しいエリアとなり、ここに住まう人たちの苦労の時代が始まるのです。
ブルースの誕生

彼らに待っていたものは、厳しく辛い労働でした。
どこまでも続く綿畑や、トウモロコシ畑の写真が数多く展示されています。

暮らしの中から生まれたブルースの、人々に浸透していくさま、アーバンブルースと呼ばれる洗練されたスタイルへの変貌、そしてプレスリーの時代へつながるまでの歴史を展示スペースをかなり割いて紹介しています。
やはり、この街と音楽は切っても切り離せないのですね。

じっくり博物館を堪能した私は、そろそろダウンタウンに戻ることにしました。
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