クラークスデイルを目指し変わらない景色の中をひた走る

メンフィスを後にして、一路ミシシッピ州のクラークスデイルを目指し、車はひた走ります。

窓の外に広がるのは延々と広がる農地です。
本当に「風景が変わらない」というのが率直な感想です。
朝8時頃でしたが、景色は朝もやに霞んでいます。

カジノリゾート チュニカ

走り続けていると、次々とポップな看板が現れます。
メンフィスからクラークスデイルへ向かう途中に、チュニカという街を通ります。
この街は1994年に誕生したカジノリゾートなんだそうです。
ラスベガス(ネバダ州)、アトランティックシティ(ニュージャージー州)に続く全米第三位の規模なのだとか。

そこで、町の活性化や経済基盤の立て直しも考えカジノを導入することになったそうです。

南部の象徴ともいうべきコットンフィールドです。
どこまでも続いているかのような白く染まった畑は、初めて見る光景でした。
クロスロード伝説

そしてまず目についたのが61号線と49号線が交わる十字路にあるモニュメントです。

主人公は有名なブルースマン、ロバート・ジョンソンという人です。
彼は、神業とも言われるギターテクニックを習得するために、この十字路で悪魔と契約を交わし、己の魂を売ったのだとか。
やがて彼は、名ギタリストとして成功を収めますが、交わした契約通り命を奪われることになったそうで…
⇒ ロバート ジョンソンのクロスロード伝説 詳細

でも、今以上に何にもなかったであろうここに夜中に一人で出向くこと自体がすでに恐ろしいような…
⇒ ロバート ジョンソンのクロスロード伝説 詳細

辿りついたこの町こそ、ブルース発祥の地とも呼ばれるクラークスデイルでした。
メンフィスとも、コットンフィールドとも違うこの町の雰囲気に、私はいきなりカルチャーショックを受けました。
次回 ⇒ 18.デルタブルースミュージアム に続く
メンフィスからクラークスデイル
地図は、メンフィスからクラークスデイルで車で行く場合の一例です。