オックスフォードへ

9:40、車はクラークスデイルを後にし、オックスフォードへ向けて走り始めました。

相変わらず、道の両脇には延々と続く畑を見ることができます。

一時間前までいたクラークスデイルとは、またずいぶん違う雰囲気の町です。
こじんまりした感じですが、整えられ、きれいな街並みです。
調べてみると、ここはミシシッピ大学を中心に整えられた町なのだとか。
ぴったりの言葉が見つかりませんが学園都市のような落ち着いた印象です。
ウイリアム・フォークナーの終の住処

ロワンオークとは、ミシシッピ州出身の作家ウイリアム・フォークナーの終の住処です。
33歳から亡くなるまでの32年間をここで過ごしたのだそうです。
ピューリッツァー賞、ノーベル文学賞なども受賞している有名な方で、この町に暮らす人々をモデルに作品を書いたりもしています。


これが、彼が暮らした邸宅です。
現在この建物はアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されているそうです。
ですが、1930年、この建物を購入した時点ではかなり荒廃した状態だったらしく、フォークナー自身がせっせと修復したのだとか。

邸宅の脇には小さな放牧場、裏には大きな庭、燻製を作る小屋などもあり、豊かな生活ぶりがうかがえました。

手持ちのガイドブックには「無料」と紹介されていましたが、聞いてみると5ドルとのことでした。
次のツアーまでは少し時間があるので待つように言われました。

15分ほど周囲を散策し、次の目的地、トゥペロに向かうことにしました。
窓の外は、牧歌的な風景に変わりました。
そういえば、クラークスデイル→オックスフォード→トゥペロを結ぶ道路端で、たくさんの動物が轢かれているのを見かけました。
30匹以上いたでしょうか…
とにかく一本道で、車はすごいスピードを出しているということと、夜間は辺りが真っ暗だということ、また動物がたくさん暮らす自然がある、ということなんでしょうね。
次回 ⇒ 20.エルビスゆかりの地 トゥペロ に続く
クラークスデイルからオックスフォードへの地図
地図は、クラークスデイルからオックスフォードへ、車で行く場合の一例です。