南部料理を楽しめるカジュアルレストラン

リトルロックをたっぷりご案内いただき、そろそろお腹も空いてきました。
八木さんに「何か食べたいものは?」と聞かれたので、「南部料理を食べたいです」とリクエストしました。

ここは、手頃なお値段で南部料理を楽しめるカジュアルレストランでした。
そういえば…南部に来たというのに、これぞ南部料理というものをまだ食べていなかったのですよね。

最初に出てきたのは、ほかほかのコーンマフィンとパンです。
まずは何もつけないで一口いただきました。
口に広がるコーンの香ばしい風味と、噛みしめるたびに感じるつぶつぶ感が何ともいえません!

お、お、おいしい…。。これはバターとはちみつの「全部載せ」がおすすめです!
この辺りはトウモロコシの名産地としても知られ、南部料理にもふんだんに取り入れられています。

これはコーンのフライなのですが、衣もトウモロコシ粉でできています。
衣の香ばしさと、中身の甘さのバランスが実に絶妙です。

お皿にのっているのは、キャットフィッシュのフライ、コールスロー、コーンのフライ、ハッシュパピー(とうもろこしの粉を丸めて揚げたドーナッツのようなもの)です。

ちなみにキャットフィッシュとはナマズのことです。
でも実は、食べてみよう!と思い立つまでは少し時間がかかりました。
ナマズは泥のあるところに住んでいるイメージが強く、泥臭いんじゃないか…といささか心配でありました。

お!全然臭くない!「さっぱりした白身魚」という印象です。
レモンを絞って、タルタルソースと一緒に食べるとさらにおいしさアップです。

写真はケイジャン風味でした。これはズバリ、ごはんが進む味付けです。
南部料理は、日本人の口にも合う料理だと感じました。

力説しますが、これは確実にビールに合う一品です!
大きめに刻まれたオクラがフライになっているのですが、柔らかな食感と衣の味付けが何とも言えずあとを引くのです。
思わずポイポイと口に運んでしまいました。

コブラー(cobblers)とは、南部でポピュラーなデザートです。
名前を聞いたことはあったのですが、食べたのは初めてでした!
コブラーはフルーツたっぷりの温かいケーキ(ビスケット生地という方が近いかも)で、このお店にはブラックベリー、ピーチ、アップルがありました。

あったかコブラーの上に、ゲンコツサイズのバニラアイスを1スクープのせてあります。
コブラーの温度で、アイスがとろりと溶けだしています。
フルーティーなピーチの風味に、バニラアイスのミルキーさが加わって本当にまろやかな口当たりです。
スプーンが…全く止まりません。

The Dixie cafeはメインにいろいろなサイドメニューがつけられるので、たくさんの味にチャレンジできました。「少しづつ、いろんなものを」、って楽しいですよね。
次回 ⇒ 31.メンフィス最後の夜 に続く
コメント (2)
家の近所になまず料理専門店があります。
臭みはないですよ。
食べてみると案外美味しい物です。
でも、想像してしまう味ってありますよねぇ。
フライドオクラとは南部料理にちょっとビックリです。
でもたべてみたいな。
特にフライドコーン。美味しそう!!
デザートも外せませんね。
>車ネダ 妻さん
コメントありがとうございます☆
ええっ!?ご近所になまず専門店があるんですか?
そうなんですよね。結構あっさりとおいしいですよね!
フライドオクラ、本当においしかったですよ!
日本で再現してみたいんですが、あの太いオクラをお店で見つけられなくって。。
フライドコーンもびっくりするほど甘かったです!
なんていうか、全体的にホッとする味でした~