こんにちは、ソムリエのノリノワールです。
サンタバーバラレポートを続けさせていただきます。
サンタ バーバラの朝
サンタバーバラのビーチです。

朝早いということで、人通りも少なかったですが、品のよいおじいちゃま、おばあちゃまがワンちゃんの散歩をしていました。
この地は、休養地、保養地としてこの地を訪れる人が多いのだそうです。
日中は30度を越えるぐらい暑いのですが、朝晩はとっても涼しく、この気候が、ブドウ栽培には適しているのですね。
日本の夏とは違い、蒸し暑さがないので、化粧直しもいらず、女性にはありがたいです!
メルヴィル ヴィンヤーズ & ワイナリー Melville Vineyards & Winery
9月2日、ホテルをチェックアウトし、サンタ バーバラカウンティー(ブドウ生産地域)のブドウ畑へ向けて出発しました。
車でさらに北上すること30分ぐらい、映画「サイド ウェイズ」で有名になった地域に到着しました。

ここは、サンタ バーバラカウンテイーを代表するワイナリー「メルヴィル ワイナリー」で、ワールドクラスのピノ・ノワールやシャルドネ、シラーが造られています。

これは、クローンごとに植えられているピノ・ノワールのブドウ畑です。

醗酵が終わったワインは、メルヴィルオリジナル木樽でゆっくりと熟成されます。


朝晩は、海からの風の影響でとっても涼しいのですが、お昼前ごろから気温はどんどん上がってきます。
でも、空気が乾燥しているので、暑い!という感じはありません。
寒暖の差があるこの地域のブドウは、発芽から収穫までゆっくり育ち、完熟状態で収穫を迎えます。
他の生産地よりも一ヶ月から二ヶ月ほど収穫期が遅いこともあるそうで、それだけ、ブドウの果実が樹についている時間(ハンギングタイム)も長いため、そのブドウから造られたワインは、完熟しているにもかかわらず、コクのある奥行きの深い(複雑性のある)味わいになるのも納得できるような気がします。

写真は、あと一ヶ月ほどで収穫を迎えるピノ・ノワールです。おいしそ~

カリフォルニアの太陽の下で、ランチを楽しんだ後、次の訪問地は、パソ ロブレスに向かうことにしました。
【カリフォルニアワインカントリーの旅 2009 パソ・ロブレス編 に続く…】