オレゴン州とワシントン州 フライ&ドライブの旅へ
Link-USAブロガーの「のんびり旅人」さんから、編集部に旅のレポートが届きましたので、ご紹介させていただきます。
こんにちは。Link-USAブロガーの「のんびり旅人」です。
久しぶりに、オレゴン州とワシントン州へ、フライ&ドライブに出かけることにしました。
その様子をレポートさせていただきます。
思い出のNorth West Airlines

今回、成田から出発したのですが、North West Airlines にてチェックインした後、 北ウイングの#2サテライトにてひと休みしました。
ご存知のように、2009年6月1日からNorth West Airlinesは、Delta Airlinesに変わります。使い慣れたNorth West AirlinesのワールドクラブラウンジもDeltaラウンジに変わってしまうのでしょうか?
なんだか名残惜しい気持ちで過ごしてしまいました。
1926年からの老舗、North West Airlinesがいよいよ今年で最後となります。
日本での歴史は昭和22年からですので、60年以上にもなりますね。
世の中の流れ、という言葉に置きかえればそれまでですが、歴史の重さを感じます。
そして、本当に寂しい気持ちでいっぱいです。


North West Airlinesで成田-ポートランド便に乗るのはこれで最後、思い出深いフライトになりました。
オレゴン州 ポートランドに到着

オレゴン州には朝8時、定刻にて到着いたしました。
機内では5時間たっぷり眠れましたので、早速行動開始です。
そのまま空港内のバジェット・レンタカーのカウンターに向かい、車を借りました。
もちろんGPSカーナビ付きです。

天気上々!
気温は20度くらいで大変爽やかです。


ポートランドの街も緑豊かで美しく、ウィラメット川は雪解けの為、川の流れがいつもより大きく見えました。
コロンビア渓谷

この後、ポートランドからシアトルに行くことにしました。
なぜかというとシアトルでマリナーズとレッドソックスの試合があるということなのです。
もちろんイチローの応援です!
少々回り道ですがインターステイト5号を北上せず、コロンビア川に沿って、一路東へルート84を走りました。
途中いくつもの滝を楽しみ、コロンビア川の渓谷の大きさに感動しました。



やはりオレゴン州は、グリーンを大切にしCO2削減に取り組んでいるのだなとわかりました。
渓谷沿いには、数々の風力発電がありました。



原子力ではなく、水力発電が主なエネルギー源ですので、CO2削減に努力していることがわかります。
一路ルート97からルート90線を通り、シアトルへ向かいました。
途中、カスケード山脈越えでは晴天にも恵まれ、雪の山越えになりましたが快適でした。

シアトルで野球観戦
いよいよシアトルです。
ポートランドからシアトルまでは回り道をしましたが、素晴らしい渓谷、森、湖、雪の山越えを楽しみドライブを思う存分満喫しました。


さて。シアトルマリナーズ本拠地、セイフィコフィールドにやってきました。
この日はレッドソックス戦の初戦でしたので、満員御礼! 驚きましたのは、セイフィコフィールドにかなりのレッドソックスファンが来ていたことです。大いに盛り上がっていました。

試合は、イチローがシングルホームラン、逆転ホームランを打ち、5-4にて初戦をマリナーズが飾りました!

ローカルビールとイチロール(寿司ロールです)を食べながら、19時のプレイボールから、22時のゲームセットまで楽しみました。
観覧していた席が、偶然にもイチローの目の前でしたので、彼の活躍を目の前で見ることが出来ました!
とても良い思い出になりました!

この日のゲームは、天気も良く、会場も大入り満員!
一つ残念だったのは、松坂投手の調子が悪くまだ3Aにて調整中だったことでしょうか。
早く松坂の元気な姿を見たいものですね。(WBCで疲れたかな…?)

オレゴンコーストからポートランドへ
今日も快晴!
昨夜のマリナーズ・ボストンレッドソックス戦のイチローの逆転ホームランの余韻を楽しみながら、 一路インターステイト#5号をポートランドに向け南下しました。

コロンビア川の手前を西へ州道#4号を右にターンしました。
かねてから、一度コロンビア川沿いを太平洋海岸へのんびりドライブしたいと思っていましたので、川を左に見ながらカントリーロードをアストリア大橋に向かいました。

大橋に差し掛かりました。
大型のタンカー船がポートランド港へ約100マイルもコロンビア川を上流へ上ります。
大橋の高さは、ジェットコースターのてっぺんに上ったような感じです。
西部開拓史によると、アストリアの町は最終地点とされ、この地に多くの開拓者が定住したようです。

西海岸のルート#101でアストリア町より南下し、シーサイド町(Seaside/Cannon Beach)に立ち寄り、オープンデッキレストランにてランチを堪能しました。
少々のオレゴン白ワイン、Pinogri(ピノグリ)を楽しみました。
キャノン・ビーチでは多くの家族が週末のアウトドアを楽しんでいました。



これから一旦ポートランドに戻り、Cascade Range(カスケード山脈)を縦断します。
“キャノン・ビーチ“ で、大いにオレゴンOceanを堪能した後は、 ルート#26を東に向かい、ポーランド市を目指して出発しました。
シェラネバダの山を登り、そして下り、美しい緑の森を通り抜け、約2時間でHillsboro市に到着しました。
この街は、ポートランドの郊外の産業団地のようで、IntelなどのIT系企業や、数多くの太陽光電池工場があります。
日本の企業では、Epson,東海カーボン、東京応化、旭硝子、などが進出しています。
ポートランドには夕方に到着しました。
本日の宿泊Hotelは、最近出来た『The Nines Hotel』です。



ポートランドの町は相変わらず、緑豊かな、平和な佇まいでした。


オレゴン州立大学へ
朝食後、一路ポートランドをゆっくりとインターステイト5号にて南下し、人口約15万人のユージン市に向かいました。
目的は、『オレゴン州立大学』を訪問することでした。
昔、私はオレゴン州立大学に一年間留学しておりましたので、その頃の友達に会う為もあって大学に向かったのです。
『NIKE』の創始者 フィル・ナイトの出身校でもあるオレゴン州立大学は、全米でもトップクラスのアメリカンフットボールの盛んな大学です。
日本からも100名以上の学生が、オレゴン州立大学に在籍しています。




ポートランドからユージーンまでは約2時間30分くらいでした。
セントラル・オレゴン ベンドへ
昼過ぎに、ユージーンを出発致しました。
カーナビをセントラル・オレゴンの『Bend・ベンド市』にセットし、ルート126号を東へ向けて出発です。
途中、マッケンジー川沿いののんびりした、山道沿いにてカスケード山脈越えです。
3,000-3,500メートル級の山々を楽しみながらの約3時間くらいの行程です。
山の頂には、まだ雪が残っています。 途中のSistersという小さな町から望んだ、雪を頂く3連峰は美しい限りでした。
この3連峰は、町の名前「Sisters」の由来になったのだとか。
また、幾つかのリゾートは夏のシーズンへ向けゴルフ場の整備など忙しそうでした。




夕刻、Bendに到着致しました。
Bendは、Colorado の Aspenを思い出すような町でした。
Bendには、おしゃれなレストランやローカルビール醸造所などが何軒もあり、我々はDeschutes Brewery(デシューツ・ビール)に入りました。
お店は夜10時過ぎであるにもかかわらず、たくさんの人で賑わっていました。
この日の宿泊はダウンタウンにあるPheonix Innでした。


ベンドからポートランドへ
最終日はBendからポートランドに向け、朝から出発致しました。
一路、ルート97号を北上。
今日も快晴です。
セントラルオレゴンは年間日照日が300日もあり、サンリバー・リゾートなどアメリカ有数のゴルフリソートが点在しています。
ルート97号から1万フィート(約3,000メートル)の山々を眺めつつ、爽快なドライブを楽しみます。

乾燥したセントラルオレゴンからカスケード(CASCADE)山脈を越えるため、ルート26号を北東へハンドルを切ります。
針葉樹林はオレゴン杉です。
いよいよ山越えです。
正面にはマウント・フッドです。
夏でも雪を残したマウント・フッドは、アメリカのスキーチームが合宿に利用しています。

ポートランド市に戻りました。
ベンドから約4時間の行程です。
ウェイラメット川を越えて市内へ入ります。



ポートランド到着後、早速ホテルにチェックインを済ませました。
その後、市電にてパール地区にあるオレゴンビール各種を取り揃えたレストランに向かい、ひと休み。
かつてこの辺りは倉庫街だったのですが、建物などをリニューアルして全く新しい街並みになりましたね。




いよいよ日本へ帰国です。
今回の旅では、バジェット・レンタカーさんから協賛をいただきました。
やはり快適なドライブには、GPSカーナビは必携。
音楽は60~70年代のウエスト・コーストサウンドに限りますね。

オレゴン・ポートランドからコロンビア大河を上り、ワインカントリーを抜け、シアトルでマリナーズ戦観戦。
ルート5号からオレゴン州のコースト沿いをドライブし、オレゴン州立大学のあるユージーンへ。
カスケードの山脈越えで、ベンドを訪問。
ベンドからポートランド市へ再び山越えをしました。
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約1000キロの行程でしたが、毎日快晴に恵まれ、日ごろの素行の良さ(?)を体感いたしました。
最後になりましたが、
みなさんもぜひFLY DRIVE OREGON !を楽しんでみてくださいね!