メトロポリタン美術館

11年05月09日
いけだか

メトロポリタン美術館 世界に誇るコレクション数


こんにちは!いけだかです。レポートを続けます。


メトロポリタン美術館は、世界に誇るコレクション数で知られている美術館です。
その数は200万点ともいわれています。
しっかり見学するなら一週間はないと!と言われるのがわかりますね。


メトロポリタン美術館の入場料


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そうそう、こちらの入場料は「大人の目安:$20」なんていう書き方をされています。
メトロポリタン美術館の入場料の額は任意となっているんですよね。
こんな書き方したら、美術館の経営が成り立たないのでは?と心配になってしまいましたが、
この日、入場券売り場で年配の男性が$40を払って、一人分の入館バッジを受け取っていました。
裕福そうな雰囲気を漂わせた方でしたが、なるほど、こういうパターンも望めるのですね。(って、言い方がよくないですね・・ははは。)


武器・甲冑コーナー


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入場し、人の流れに乗ってまず辿りついたのは1Fの武器・甲冑コーナーでした。


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こんな重い物を装着して闘っていたなんて!と驚いてしまいましたが、
説明を見てみるとここに飾られているものの中にはパレード用のものも含まれるそうです。


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なるほどたしかに、こんなに凝った装飾が施されていたりするのは戦場には向いていないような…
美術品と呼ぶにふさわしい甲冑が数多く並んでいました。


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甲冑の展示にへばりついて食い入るように見つめていたのは、やはり男性が多かったような。
日本も同じですよね。武士の鎧兜など、やっぱり男性からの人気が高いような気がしますから。
ちなみに、この武器・甲冑コーナーには日本の甲冑コレクションとして、鎧兜も数多く展示されていました。
こちらも欧米の男性陣の熱い視線を集めていましたよ。
このメトロポリタン美術館に展示されている鎧兜は、日本国外としては最も優れた日本の鎧兜コレクションなのだそうです。


エジプト美術のコーナー


次にやってきたのはエジプト美術のコーナーです。


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ここには、こんな大きな建物が移築されています。これは、デンドゥール神殿と呼ばれるものです。


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この神殿の中に入れるようになっていて、内部の様子も見学できるようになっています。


なんとも空間をぜいたくに使った展示といいますか、このデンドゥール神殿の展示コーナーのベンチに腰掛け、半日くらいのんびり過ごしているんじゃないかな?と思えるほど寛いだ雰囲気の人たちが何人もいました。
この日もたくさんの人が訪れていましたが、この寛いだ空気は多くの人を充分に受け入れられるスペースを持つこの美術館だからこそ!ですよね。
列に並び人に押されながら美術品を眺める…なんていう必要がないですものね。


絵画の展示コーナー


続いて絵画の展示コーナーにやって来ました。
世界中の様々な有名絵画が時代やエリアごとに分かれて展示されています。


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くまなく観たい気持ちは山々ですが、いかんせん時間がありません・・
急ぎ足でまいりましょう。


急ぎ足で巡りながら出逢った有名画家たちの作品を、これまた急ぎ足でご紹介します。


ピエール・ボナールの「ヴェルノンのテラス」


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写真では何度か見た事があったのですが、実物は初めて見ました。
写真で見た印象だと、もっと暗い絵のイメージだったんですよね。
真ん中に描かれている人物がちょっと不気味に見えたんです。
でも、実物は思ったよりも明るい色彩で、幸せな雰囲気を感じました。


パブロ・ピカソの「ガートルード・スタインの肖像


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肖像のモデルは、作家であり詩人のガートルード・スタインです。
彼女はアメリカ生まれですが、その人生の大半をフランスで過ごしたのだとか。
彼女は美術品収集をしていたようですが、そんな経緯でピカソとも知り合い、友人になったようです。
(収集した美術品を展覧会のために貸与し、それで得たお金を画家たちの支援に使っていたと言われています)


ゴーギャンの「イア・オラナ・マリア」


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ゴーギャンはフランス生まれの画家ですが、晩年楽園を求めてタヒチに渡ったのは有名ですよね。
ゴーギャンを深く知らない私は、「ゴーギャン=あのカラフルな南国の絵」というイメージです。
作品名のイア・オラナ・マリアには「マリア礼賛」という意味があるそうです。
この絵の右側に描かれた赤い装束の女性が聖母マリア、肩に乗せられた子供がイエスとされています。


ゴッホの「麦わら帽子の自画像」


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次は、そのゴーギャンと共に暮らしていたことのあるゴッホです。
この絵の他にも糸杉等の有名な作品も展示されていました。
ゴッホの絵からはいつもなんともいえない緊迫感を感じるのですよね。これが迫力というものなのかもしれません。
この絵もやさしい色づかいで仕上げられていて、サイズ的にもそんなに大きい絵ではないのですが、迫力を感じました。
ゴッホは生前に売れた絵は1枚だけだったと言われる、いわゆる「売れない画家」だったわけですが、それが信じられません。


ルノワールの「雛菊を持った若い娘」


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さて。明るくて幸せそうな雰囲気が漂うふわっとした絵…といえば、やっぱりルノワールですね。
メトロポリタン美術館には、ルノワールの作品も数多く展示されています。
女の子の透き通るような肌の感じが、なんというか「ザ・ルノワール」であります。
(ボキャブラリーが貧しくてすみません…。。)
ルノワールはいろんなところで目にすることが多い画家の一人だと思います。
美術館にわざわざ出かけなくても、例えば行きつけの歯医者の待合室に飾ってある名画カレンダーだったり、絵画をプリントしたトートバッグだったり、絵皿だったり…
明るい色彩のふんわりした絵というのは、万人に愛されるものなんでしょうね。
西洋絵画と聞いて、印象派ルノワールを思い浮かべる方もきっと多いでしょうね。


フェルメールの「水差しをもつ若い女」


ヨーロッパ絵画のコーナーから、最後にもうひとつ。


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フェルメールは光の画家と称されるほど、光の描き方を高く評価されている画家です。
この絵の向かって左にあるのは窓ですよね。少し空いた窓から部屋に光が差し込んでいますが、
女性が窓にかけた右手の腕の内側にすうっと光が伸びています。小さな部分ですが、私はここに光を感じたというか…とても印象的でした。
日常の一瞬を切り取ったような何気ないモチーフなのですが、この日いろいろ見た中で一番心に残った作品でした。


広いメトロポリタン美術館


メトロポリタン美術館は、広い美術館です。
時間がない時は、自分の観たい作品を事前に調べ、効率良くまわらないとヘトヘトになってしまいます。
私は、事前に下調べはしていたのですが、ついついあれもこれもと欲張って、足が棒のようになりました…
中庭を見降ろし、あまりの疲労にしばらくボーッとしてしまいました。


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ミュージアムショップ


ヘトヘトでしたが、ミュージアムショップを覗かずに帰るわけにはいきませんよね。


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メトロポリタン美術館のミュージアムショップは規模が大きかったです。


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美術館の出版物や、美術に関する本がびっしりです。ミュージアムショップの一区画なんですが、ちょっとした書店くらいのスペースはあります。


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インテリアとして長く愛用できそうな高価なものから、所蔵の美術品の複製で作ったグッズなどが並んでいます。
品ぞろえと規模の大きさに、思わずデパートにでもいるような気分になってしまいました。
アート好きなこだわり派のあの人へのおみやげも任せて!といった感じですよ。


タイムワーナー・センターへ へつづく】


いけだかのボストン・ニューヨークレポート (ニューヨーク編)



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