

4月7日から3日間、シカゴのコンベンションセンターで、アメリカ最大のトラベルトレードショー「IPW Pow Wow」が開催されました。世界70カ国の旅行業界関連者、約6千200人が参加、アメリカ旅行の拡大を目的にした熱い商談風景は、この大会ならでのものでした。今回の開催で、今後、約47億ドルの消費に結びつくと言われ、880万人の旅行者数増加が期待されています。報道関係者だけでも国内外から約500人が参加していた。
IPW、真摯に攻める!!
シカゴでの開催は、1998年以来、16年ぶりで、寒さの残る時期での開催にも関わらず多くの参加者で賑わっていた。
2021年までに、アメリカへの旅行者数が1億人に達することを目標に掲げたオバマ大統領の発表(2012年)から2年が経過し、順調に増加傾向をたどっている。その数を実現すべく、業界の熱い努力と熱意で会場は盛り上がっていた。今回の大会効果は、旅行産業全体で、11万5千人の雇用増、110億ドルの給与創出効果があると言われている。
アメリカへの旅行需要創造でも大切な大会だが、日本からの参加者は、残念ながら減少傾向にあると聞く。今回は、70名弱の参加と聞いていますが、年間373万もの日本人がアメリカ旅行し、180億ドルの消費がある現実からすると少ないのではないのではないか感じる。
日本の25倍もある大陸、人口3億1千万人が生活するアメリカを知る、76万人にも及ぶ日系人が生活するアメリカ、そんなアメリカを旅する、お客様の要望は、いろいろ。その要望に応えるように「仕入れ」が可能な大会であることを再認識して頂きたい。「Meeting means Business」、如何にアメリカへの旅行需要を盛り上げるか、どうしたらいいのかを真剣に考え、アメリカのベンダー各社と相談・商談するという姿勢が肝要なのにアポが取れないからって、尻込みしてしまう日本人、ならばアポなしで飛び込んで頂きたい。会いたいベンダーに会う、形式にこだわっていたら、本来の目的は掴めないでしょう。
大手旅行代理店のみならず、アメリカツアーを販売している会社は、より積極的に参加を検討することが大切な時期になっていると提言したい。2009年には14名だったが、2014年100名の参加、中国の数字です。年間旅行者数181万人、消費額98億ドルと日本のほぼ半数にも関わらずこれだけの熱心な方々が参加しているというから驚きだ。
アメリカ知る、知れる大会、企画提案のためにも次回は、もっと多くの方々が参加することをお勧めします。
シカゴの魅力を知る
この地は、アメリカの真髄的都市とも言われています。ニューヨーク、ロサンジェルスとは違った「魅力」は以下のWEBで確認できます。
「ぶらっとシカゴ」http://www.choosechicago.jp/mp_list.html
どうして、真髄都市と言われているのか、ちょっと探ってみませんか?
旅の魅力、やはり、調べることから始まるのでは?