ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

15年06月17日
Link-USA

ニューハンプシャー州のティルトンへ


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~5月23日 アメリカ5日目。土曜日。
今日から土・日・月と、アメリカでは三連休が始まる。

こちらでは毎年5月の最終月曜日が「Memorial Day = 戦没者追悼記念日」の祝日になるそうだ。
お墓参りや教会での礼拝はもちろんだが…
この三連休の頃から夏シーズン到来と考えられ、各地のショッピングモールでバーゲンが開催。
またキャンピングカーや車にボートを牽引したりして、家族旅行に行くことも多くなるそうだ。

ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

信二郎の買付け仕事も佳境に入る。
この日は道路渋滞が予想されるので、都心部のボストンやキャンプ場などの多いフリーポート方面を避け、ニューハンプシャーNew Hampshire)州のティルトン(Tilton)という街のショッピングモールに買い付けにいくことに。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

滞在先のキッタリーからティルトンまでは少し高速に乗った後、下道のルート4号を西に向かい、州都コンコード(Concord)から再びハイウェイ93号に乗って北上。約2時間のドライブ。

こちらも多少渋滞が予想されるので朝6時に起きて準備。
朝の気温は7℃。さすがに北海道と同じくらいの緯度だけあって、朝晩は冷んやりするなぁ。


市井の人達の暮らし


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

ハイウェイを走るのはもちろん楽しいのだけど、下道を走るものめっちゃ楽しい~。
市井の人達の暮らしが垣間見られる。
どの家々も芝生をキレイに刈って手入れしてある。
カラフルなペンキを塗ってある住宅の壁は、どこもお洒落~。
見ているこちらもウキウキ楽しくなってくる。


飛び出し注意


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~通りすがりに色々な住宅やお店を見たり、道端に斜めになった木製の電柱を見たり、「ムース飛び出し注意」の標識を見たり…、(信二郎はこのルートを運転中に、一度だけ実際にムースに遭遇したことがあるそうだ。こんなん道に飛び出してきたら、怖ぁぁぁ…)
車の助手席に座っているだけで、あれやこれや向こうから楽しみがやってきてくれる。

ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

個性的なナンバープレート


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

ガソリンスタンドやショッピングモールの駐車場に入れば、他の車のナンバープレートを見物。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

ナンバープレートも各州によってデザインが違い、その州の名物の標語やイラストが入っていたりして個性的。
また同じ州でもデザイン違いがあったり、アルファベットや数字が混在していたり…


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

ニューハンプシャー州のナンバープレート(写真:左上のプレートをご覧ください)には「Live Free or Die」と標語が書かれている。
「自由に生きるか、死ぬか?」。
死にたくなかったら安全運転せ~よ!ってことか??!
凄ぉ~~~。

で、めっちゃ気になったので調べてみたら…
アメリカ独立戦争の英雄ジョン・スターク将軍が1809年に言った「自由に生きるか、死ぬか」
という有名な言葉だそうです。
これがこの州の標語になっているとのことでした。



お目当てのバッグを半額でゲット!


メイン州キッタリーの定宿「北東旅館」こと「NORTHEASTER MOTEL」から車で数分走ったところにあるポーツマスもニューハンプシャー州なのだが、なんとこのニューハンプシャー州には消費税がない!と言うではないか。

そう言えばハイウェイの脇に州立の”公営酒屋”を何件も見かけた。
他の州から高速道路(無料)に乗って税金のかからないこの州に、お酒を買いに来る人も多いとのこと。

で、当然ティルトンのショッピングモールでの買い物も、無税!
嫁はんに頼まれていたバッグの良いのが見つかったので、税なし価格で無事購入。
(このあたりの買い物のコツも、この道24年の信二郎が的確な指示を出してくれるので心強い!
 持つべき物は、その道のプロフェッショナルやな~~)
そのうえなんと、メモリアルディのバーゲンで半額やねんて、奥さん!!
ぎゃはぁ~!やった~!
大きな仕事を一つクリアした達成感に、天を仰いでひとり涙ぐむ私!

見上げた空には大きな星条旗をたなびかせて飛ぶ、セスナ機一台!
上空もまた、思いっきりアメリカ~ンなのであった。


晩酌タイム


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~

ティルトンからの帰りはいつものポーツマスの巨大なスーパーマーケット、
通称「マーバス」に立ち寄って食品の買出し。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~
ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~そしてモーテルに戻り、信二郎はまた日課の買付け品の帳簿づけと整理で数時間。
私はアメリカ~ンなデザインのバドワイザーで、シュパァ~~~~!!!
許せ、同級生!

夕食は本日の仕事の成果と三連休を祝い、
「マーバス」のお惣菜コーナーで買ってきたローストチキンで乾杯。
一本、約100円也!

こうして三連休初日の夜も、楽しくも静かにふけていくのであった。。。

が、


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~
ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~少し飲み足りない私はモーテルの屋外に出て、夕焼けを眺めながらバーボンの外呑み!
これもクセになりそう。

Life is good.


次回 ⇒ ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~ に続く




ザビエル大村 プロフィール


ザビエル大村7~8歳の頃に初めてギターを手にして以来、すでに半世紀余り。転校生だったため友達も少なく、遊び相手と言えばギターの毎日。中学・高校の頃よりブルースやラグタイム、またアメリカなどのルーツミュージックにはまり、幾年月。ほとんど陽の目を見ない音楽に、全身全霊でのめり込む。

爆風スランプのドラマーファンキー末吉氏に見出され、2000年に「三井はんと大村はん」でキングレコードよりデビュー。
その後「三井ぱんと大村はん」と改名し、”涙と笑いの浪漫ショー”をコンセプトに全国のライブハウスで活動中。

ソロミュージシャンとしても2009年に日本のアコースティックギター界のレジェンド「中川イサト」氏プロデュースによるコンピレーションアルバム『Daybreak 2』に参加。現在も中川イサト氏と共に日本中のライブハウスで演奏活動を続けるかたわら、 全国各地で開催される「中川イサト・ギターセミナー」の准教授役としてセミナーをサポート。

個人でもギター教室を開催し、絶滅危惧的なラグタイム&ブルースギターなどの啓蒙・継承・普及に心血をそそいでいる。

53歳にして初めてのソロアルバム『Good Time Tonight』をリリース。
2014年よりアメリカ・ミネアポリス在住のギタリスト「Dakota Dave Hull」氏と一緒に、日本ツアーを行う。
2015年4月よりNHK Eテレ「いないいないばあ」の「ゆきちゃんのおままごと」コーナーの音楽を担当。

<ザビエル大村 気まぐれ通信> http://www.eonet.ne.jp/~xavier-ohmura/index.html

 


  1. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~旅のはじめに~
  2. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ボストンへ~
  3. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~メイン州 キッタリーへ~
  4. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~アメリカのショッピングモール~
  5. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~あこがれのL.L.Bean 本店~
  6. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~
  7. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~
  8. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~見上げる空には アメリカの月~
  9. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~買付け品の出荷とボストン美術館~
 10. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~レンタカー交換,大西洋,楽器店~
 11. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~念願のワークブーツ購入~
 12. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~大自然公園とグルメなドライブ~
 13. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ポーツマスのダウンタウンへ~
 最終章. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~帰国 最終章~