ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

15年06月23日
Link-USA

再びレンサム Wrentham からローレンス Lawrence へ


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~5月24日 アメリカ6日目。

三連休の合間の日曜日。
「この日は逆にハイウェイも空いているだろう~」との信二郎のするどい勘に従って、再びマサチューセッツ州 レンサムのショッピングモールへ向かうことに!

(左の画像をクリック頂くと大きな地図が“ビヨ~ン”と開きます)

レンサムのショッピングモール


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

その勘が的中して、ハイウェイ496はガラガラ!
さすが、石の上にも三年。アメリカ買付け生活24年。
このあたりの動物的な勘も、バイヤーには必要不可欠なのだ!

そんなこんなでまたまた早めにレンサムに着いたので、ショッピングモールのオープン時間まで近所のダンキンドーナッツへ。
Wi-Fi電波にありつき、しばしメールやFacebookなどのチェック。
カップになみなみ注がれた、薄~い「思いっきりアメリカン・コーヒー」をすすりながら。。。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

そして10時にモールの開店。
信二郎は先日の来訪で目星を付けておいた質の良い衣料品などを、次々に買い付けていく。
まるで獲物を狙うハンターだ!(そんなエエもんか?)
私は邪魔しないように、また一人ブラブラと巨大モール内をウインドウ・ショッピング。
別にウインドウ(窓枠)を買う訳ではないのだが。。。失礼。



ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~この日は朝からまたまた快晴で、午前中からもどんどん気温が上昇。
しかし湿度があまりないので、日本のようなまつわりつくような暑さを感じないのが救いだ。

ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

昼食は時間がもったいないので、またいつものアップルパイとバナナ。
広大な駐車場の横の芝生に座って、チャッチャと済ます。
天気も良いので、なんだかしばしのアメリカ~ンな遠足気分を味わうのだが…
芝生に仲良くたたずむアジア人の、それもおっちゃん二人。
地元の人の目には、どう映ったんだろうか?
ま、それは考えないことにしよう。。。


アメリカのローレンス


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~昼食後はローレンス(Lawrence)へ移動。
「アラビアのローレンス」ならぬ「アメリカのローレンス」。
しかもアメリカには”カンザス州”と”マサチューセッツ州”の2カ所にローレンがあるらしく、我々が向かうのは「アメリカのマサチューセッツ州のローレンス」だ。
余談だが、何度言っても”マサチューセッツ州”は発音しにくいなぁぁ。。

ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

ここはキッタリーからレンサムに向かう途中、ハイウェイから見えた街。
レンガ造りの古い大きな煙突が見え、車で通過するたびに気になっていた街だ。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

高速を下りてこのローレンスという街に入る。なんか初めての街は、いつもワクワク。
街の中心にメリマック川が流れ、それに沿って古いレンガ作りのビルが並んでいる。
1800年代後半から1900年代初頭に作られたローレンスの街は、さながらアメリカの明治村。
1888年に作られたという頑丈そうな鋼鉄の橋を渡ると、時計台のある赤レンガの古い大きなビルがドカ~ンと圧倒的な存在感で建っている。


赤レンガの古い大きなビルへ


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

1902年に作られたその建物の前に車を止めると、信二郎は慣れた足取りで颯爽と髪をなびかせ(ちょっと少ないが)、そのビルの中へ入っていった。

えっ、こんなビルに勝手に入ってええのんかいな?


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~後をついて入っていくと、なんとこの113年前に建てられたビルの中に人気のスニーカーブランド”ニューバランス”の馬鹿でかい専門店があるではないか!

ニューバランスの馬鹿でかい専門店


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

体育館よりも広い店内は現代風にきれいに改装されて、スニーカーが何百種類もズラリ~と並んでいる。壮観な眺め。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~

義妹から渡米前にニューバランスのスニーカーでこれこれの型番でこの色合いのスニーカーが安く見つかれば、買ってきて~と頼まれていた。

まかさんかい!!
お茶の子さいさい、屁の河童!任せてチョンマゲ~!この兄に~!
こんな広い売り場だからスッと楽に見つかるだろう~

と、タカをくくっていたが…

ない!ない!
こんなに広い専門店なのに何度売り場を廻っても、
お目当てのスニーカーが全く見当たら、ない。。。。

信二郎曰く、ボストンの本店よりここのが品揃えが豊富だから、ここになければ本店にもないやろな~とのこと。
なんでも、日本で流行の型番・色のスニーカーはほとんど日本に渡ってしまい、アメリカでは逆に手に入りにくいということも多いのだそうだ。。

ナンタルチィ~ア~!
許せ、義妹よ。
決して兄はさぼっていたワケではないのだよ。。。

そんなこんなでニューバランスのスニーカーについては敗北・撃沈を食らうのであった。
トホホのホォ

世の中、そんなに甘くない。


ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~メイン州 キッタリーへ~悔しい思いでローレンスを後にして、またキッタリーまで愛車「白身号」で戻る。

気温は30℃超え。
悔し涙と、悔し汗がタラタラ。。。。

うん??!!
なんか、変!
暑すぎる!!

車のエアコンが全く効かないぞ???
どないなっとんねん??

世の中、さらに甘くないのであった。。。


次回 ⇒ ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~見上げる空には アメリカの月~ に続く


ザビエル大村 プロフィール


ザビエル大村7~8歳の頃に初めてギターを手にして以来、すでに半世紀余り。転校生だったため友達も少なく、遊び相手と言えばギターの毎日。中学・高校の頃よりブルースやラグタイム、またアメリカなどのルーツミュージックにはまり、幾年月。ほとんど陽の目を見ない音楽に、全身全霊でのめり込む。

爆風スランプのドラマーファンキー末吉氏に見出され、2000年に「三井はんと大村はん」でキングレコードよりデビュー。
その後「三井ぱんと大村はん」と改名し、”涙と笑いの浪漫ショー”をコンセプトに全国のライブハウスで活動中。

ソロミュージシャンとしても2009年に日本のアコースティックギター界のレジェンド「中川イサト」氏プロデュースによるコンピレーションアルバム『Daybreak 2』に参加。現在も中川イサト氏と共に日本中のライブハウスで演奏活動を続けるかたわら、 全国各地で開催される「中川イサト・ギターセミナー」の准教授役としてセミナーをサポート。

個人でもギター教室を開催し、絶滅危惧的なラグタイム&ブルースギターなどの啓蒙・継承・普及に心血をそそいでいる。

53歳にして初めてのソロアルバム『Good Time Tonight』をリリース。
2014年よりアメリカ・ミネアポリス在住のギタリスト「Dakota Dave Hull」氏と一緒に、日本ツアーを行う。
2015年4月よりNHK Eテレ「いないいないばあ」の「ゆきちゃんのおままごと」コーナーの音楽を担当。

<ザビエル大村 気まぐれ通信> http://www.eonet.ne.jp/~xavier-ohmura/index.html

 


  1. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~旅のはじめに~
  2. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ボストンへ~
  3. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~メイン州 キッタリーへ~
  4. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~アメリカのショッピングモール~
  5. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~あこがれのL.L.Bean 本店~
  6. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~
  7. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~再びレンサムからローレンス~
  8. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~見上げる空には アメリカの月~
  9. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~買付け品の出荷とボストン美術館~
 10. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~レンタカー交換,大西洋,楽器店~
 11. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~念願のワークブーツ購入~
 12. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~大自然公園とグルメなドライブ~
 13. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ポーツマスのダウンタウンへ~
 最終章. ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~帰国 最終章~