ホワイトマウンテン・ナショナルフォレストに行って贅沢料理を食べる

5月29日 アメリカ11日目
毎日の素行が良いためか…今日も良い天気。清々しい朝を迎えた。
ニューハンプシャー州のホワイトマウンテン・ナショナルフォレスト

このあたりは標高の高い高原地帯で、「White Mountain National Forest」。
ま~、日本風に簡単に言えば
「白山国立森林公園」ちゅ~感じでしょうかね?
(お馴染みの地図をクリックしたら、でっかい地図が広がります)

日本ではどんなに広い平地にいても、遠くにうっすら山並みが見えるものだ。
でもこちらに来てからは、本当にだだっ広い平原。
ハイウェイをあちこち走っていても、自然に恵まれた深い木立はどこにでもあるが、その向こうに山並みが見えるということはなかった。
(地図をクリックしたら、、、)

信州か軽井沢あたりにでも出かける様な気分で、ワクワク!
(ほとんど行ったことはないが…)
いざ、白山へ!
(今回は3連発です)
ホワイトマウンテン・ナショナルフォレストへ向かって

ノース・コンウェイへの道はキッタリーから初めに少しだけハイウェイを走るが、あとの大半は下道、一般道。

久しぶりの緩いアップ&ダウンの道を走っていくと、徐々に視界の先に山並みが見えてくる。
そんな中をしばらく走ると、信二郎が慣れたハンドルさばきで車を停めた。
と、道の横に神秘的な美しい池があるではないか~。
神秘的な美しい池

水面にまわりの木立を映して、上下シンメトリーの美しい景色だ。
そんなに大きな池ではないが、なぜかそれが日本的な”侘び・寂び”を感じさせる。
(写真をクリックしてください!)
Chocorua Lake

そこからさらに少し走ると、、、


ここは「Chocorua Lake」という有名な湖のようだ。
静かに遠くの山を映して、ゆったりと寝そべっている。
(湖の写真をクリックすると大きな写真を見る事が出来ます)
あまりの美しさに細い橋の上に立ってiPhoneで動画を撮ろうとしたら、なんという奇跡か…
私の立ってる足下の橋からカヌーが2艇、音もなくスーッと滑り込んできた。
すばらし~~!!
おかげでまるでどこかのテレビコマーシャルの様な、美しい映像を撮ることが出来た!
↓
【動画をどうぞ】
髪に、いや…神に感謝!
SACO RIVER COVERED BRIDGE


まるで映画「マディソン郡の橋」のようでは、ないかいな!
【動画はこちら】
この橋は「SACO RIVER COVERED BRIDGE」と言い、最初は1890年に出来たものを後に再建したようだ。



White Mountain

ほんでもって、もうちょい走ると(走る~走る~、俺たち~♪)
今度は遠くWhite Mountain=白山連峰(?)が眺められる見晴らしの良い場所へ到着。

どうやら『SACO渓谷展望台』とでも言うのだろうか。
通りすがりの白人のお兄ちゃんに、信二郎と私の2ショット写真を撮ってもらう。

アメリカの深い自然に抱かれながら…ずっと頭の中ではジョン・デンバーが歌う「Take Me Home ,Country Road」と「Rocky Mountain High」がグルグル廻っているのであった。
(この写真もおっきくなります)
ノース・コンウェイのアウトレットへ
ノース・コンウェイにもアウトレットのお店が色々あるそうで、寄ってみることに。
このあたり、信二郎はさすがにその道のプロフェッショナル。
よく知っている。

ありましたがな!ありましたがな!
なんとこんな所に「L.L.Bean」のアウトレットの店が!
(ま~、山が近くハイキングなどの観光客も多いので、あっても不思議じゃないが…)
これを素通りして行けるワケはありません。


まぁ~、何ということでしょう…あの「Bean Boots」が大きな段ボールに無造作に入れられて、
投げ売りされているではないですか~!
大胆不敵!
そして、まぁ~、何ということでしょう…このデカい靴。
30cm以上あるのでは???
(ちなみに比較の私の足は25,5cmくらい)
なんでもでか~~い、思いっきりアメリカ~ンサイズのBeanブーツとの遭遇であった。
大きなショッピングモールでランチ


ここでね、初めてのロブスターを頂きましたよ。
「Lobster Roll」$13.95(約¥1,700)。
今回のアメリカ旅で今のところ一番高額な食事。
それをなんと、信二郎がご馳走してくれました!!




どこまでもエエ奴っちゃな、朋友信二郎!
太っ腹!人間の器が違う!
この味は忘れないよ、信二郎!
(と、思いっきり褒めておこう~)
また奢ってね~~!!
ということでこの地元ニューイングランド地方の名物料理「ロブスター」を、海沿いではなくこんな標高の高い山の上で頂くことになりました~~。
美味しいランチをご馳走になった後は、海沿いのキッタリーにもどることにする。
キッタリーにもどってキッタリー


ニューハンプシャー州との境の橋を渡ったところに、「潜水艦」が置いてある。
いつものスーパー「マーバス」に買い物に行く時にも、毎日必ずこの横を通る。
我々はこの道をすぐに「潜水艦通り」と名付けたことは、言うまでもない。
この潜水艦のいわれはよく分からないが、
毎日見ていたのでとても愛着がわいてくるのである。
夕霧のキッタリー

キッタリーは夕方になってちょっと霧が出てきた。


お昼の「ロブスター」ですっかり舌が肥えてしまった二人。
久しぶりの贅沢な美味しい料理を食べてしまうと、もうあとには戻れない。。。
嗚呼、なんと人間とは欲の深い生き物なのだ。。。。
許せ、神よ! 許せよ、かみさんよ!
懺悔の気持を抱きつつ、夕食はモーテルから車で数分のところにある地元で有名な行列のできるお店、「Bob’s Clam Hut」に行く。


この辺りの名物の「Clam」を買ってくるのだ~!
Clamとはいわゆるアサリやハマグリなどの二枚貝のこと。
この辺りは海からのクリーク(入り江)になっているので、たくさん貝類が採れるらしい。
その二枚貝をフライにしたものが、地元の名物料理。
この貝フライとフライドポテトとコールスローサラダのセットが、なんと$23(約¥2,900)! 高い!
しかも日によって値段の変わる、「時価」なのだそうだ!(高級寿司屋みたい…)

最高のビールのつまみ

もうアメリカ旅も、残り数日。
清水の舞台から飛び降りる気持で、この高価な料理をありがたく頂く!!
(それにしても、なんと舞台が低くて小さいことかぁぁ。。。)

これまた美味しくて、ビールがビールがすすむ君!!!
今日は昼食も夕食も、豪華やったなぁ。。。
ごちそうにもなったぜ~~~。幸せな気分。


ビールとバーボンで心地よく酔いがまわって、すすりなくサックスの響きが聞こえてくるようだぜ。。。
夜霧よ今夜もありがとう。。。
次回 ⇒ ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ポーツマスのダウンタウンへ~ に続く
ザビエル大村 プロフィール

爆風スランプのドラマーファンキー末吉氏に見出され、2000年に「三井はんと大村はん」でキングレコードよりデビュー。
その後「三井ぱんと大村はん」と改名し、”涙と笑いの浪漫ショー”をコンセプトに全国のライブハウスで活動中。
ソロミュージシャンとしても2009年に日本のアコースティックギター界のレジェンド「中川イサト」氏プロデュースによるコンピレーションアルバム『Daybreak 2』に参加。現在も中川イサト氏と共に日本中のライブハウスで演奏活動を続けるかたわら、 全国各地で開催される「中川イサト・ギターセミナー」の准教授役としてセミナーをサポート。
個人でもギター教室を開催し、絶滅危惧的なラグタイム&ブルースギターなどの啓蒙・継承・普及に心血をそそいでいる。
53歳にして初めてのソロアルバム『Good Time Tonight』をリリース。
2014年よりアメリカ・ミネアポリス在住のギタリスト「Dakota Dave Hull」氏と一緒に、日本ツアーを行う。
2015年4月よりNHK Eテレ「いないいないばあ」の「ゆきちゃんのおままごと」コーナーの音楽を担当。
<ザビエル大村 気まぐれ通信> http://www.eonet.ne.jp/~xavier-ohmura/index.html