シカゴでブルースを
アレキサンドリアからシカゴへ

顔なじみになったアレクサンドリアの観光局の皆と別れをつげ、アレキサンドリア空港からヒューストン経由でシカゴへ向かいます。
シカゴに到着
シカゴでは3日間しかバンドメンバーは居られないので 貴重な時間を有効に使おうと頭を巡らすけど、なにより私の誕生日である5月26日にチェッカーボード・ラウンジというライブハウスでライブを設定してもらっていて、それが終わらないことには皆すっきりしないのだ。


名物 シカゴピザ

翌日25日、昼食をシカゴピザで有名なジオダノスへ。宿泊しているホステルのフロントのお兄さんのお勧めの店。(確かに美味しかったし、店の雰囲気が明るくて良かった。)
自由行動でシカゴをドライブ
そのあとは、それぞれ自由行動。美術館に行くものもいれば休憩する人あり。
私はドラマーの高野氏ともうシカゴに住んで30年になるハモニカプレイヤーのWABI氏の車でドライブに連れて行ってもらう。シカゴはメトロやバスなどが発達していて便利だけど、昼間でも一人歩きは危ない地域も多く、こうやって現地に住んでいる人に車で案内してもらうのが一番。自分達だけでは いけないようなところにも連れて行ってもらった。感謝。
オイスターバー
夜は、友人のShokoちゃんと待ち合わせてオイスターバーに友人 Matthew Skoller のライブを見に行く。日本と圧倒的に違うのはライブが食事するところで見れること。日本だとライブを見に行くところで食事もできる。。。というパターンがほとんどだけどアメリカでは、食事するところでライブもやっている、、、ことが多い。もちろん私たちはお目当てのミュージシャンがどこで演奏しているかチェックして、そこへ出かけるのだがオイスターバーやピザ屋で毎日のようにライブがあって、しかも結構名の通ったミュージシャンも演奏しているのだ。

ここで食事しながら演奏を楽しんでいると Matthew に「歌っていく?」と誘われてステージで2曲ほど。こういう時は、もちろんお客さんは食事をしに来た人がほとんどなので 私のことなど知るわけがない。そいういうシチュエーションで歌って「もう1曲!」といわれたり、「近々ライブはないのか?」とか「CDは?」とか言われるのは素直にうれしい。
チェスレコード
5月26日 ついにこの日がやってきた!私のお誕生日ライブ@チェッカーボード・ラウンジの日。
この日、まずは、ホステルから歩いてミレニアムパーク前を通り、途中タクシーに乗ってチェスレコードへ。


この写真の階段は、あの Muddy Waters や Howlin’ Wolf などの巨匠達がスタジオへ入るために何度も登って行った階段。

実際にスタジオがあったこの場所は、シカゴブルースの歴史において大きな存在であったべーシストのWillie Dixonの親族がBlues Heaven Foundation という名で存続させている。
ショートフィルムを見てから実際のスタジオや機材、衣装などの展示物を見る。
言葉には出来ない感動。ここにあの巨匠たちがいたんだなぁ、、と思うとね。

私が持たせていただいているウッドベースは、 Willie Dixonのものです。
隣に立っている男性は WillieDixonのお孫さんのKieth。
お誕生日ライブ@チェッカーボード

昔はとても危険な地域にあったこの有名なライブハウスも、いまではハイドパークという地域に移転している。そこでライブを企画してもらった。
本当に本当に光栄で幸せなこと!
※左のライブの告知フライヤーの画像をクリック頂くと、別画面で大きな画像が見れます。

サプライズ!
私たちのライブが終わったら、何やら急にギタリストの落合氏が話をするので何事かと思えば、バンドの演奏が Happy Birthdayに。。。そう、サプライズ!

自分の誕生日だってことは勿論わかっていたし日本ではよくあることだけど、このシカゴではそんなことあり得ないと思っていたけど、まさかバンドメンバーが事前に Little Walter の娘の Marion に頼んでバースデイケーキを用意してくれていたとは!感激!しかもケーキもアメリカ式!(笑 当たり前か!)本当に嬉しいライブとなった。

バンドのメンバーは次の日には 帰国。私はシカゴに残り、1日ゆっくりしてからメンフィスへ。人生初メンフィス!
次回 ⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #5 初メンフィス に続く
Nacomi プロフィール

その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市でLittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコ、シカゴ、ニューオリンズ、メンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。
Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。
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