そして人生 初メンフィス
バンドメンバーが帰国して私一人残ったわけだけど2週間後にドラマーの Fumi ちゃんが日本からやってきて合流することになっている。さてその間どうしようか、ずっとシカゴにいようか、どこかへ別の街へ移動しようかと思ったとき、昨年「メンフィスのうちに泊まりにおいで!」と誘ってくれていたハーピストの John Nemeth と奥さんのJaki の言葉を思い出して連絡してみたら Jaki が「大歓迎! John はツアーでいないかもしれないけど。」とのこと。
早速、たまったマイルで飛行機の手配。シカゴからメンフィスへは1時間ぐらいなので 大阪から東京までのフライトな気分かな。結局12日間お世話になることになった。
アメリカのホテルは高いから本当にありがたい!
John Nemeth 、素晴らしいシンガー&ハーピストです!
⇒ John Nemeth のHP
メンフィス国際空港のカート

空港のカート 左の写真をクリック頂くとカートに描かれた絵が大きくなります。
(別画面)
メンフィス名物 リブ
メンフィス最初の食事は名物リブ! 有名なセントラルBBQへ。でっかいーーーーーー!

BBQ

リブ
メンフィスはソウルファン、ブルースファン垂涎の街
メンフィスには、ソウルファン、ブルースファンがよだれ垂らして喜びそうなミュージアム、スタジオ、ライブハウスが沢山あって、ガイドブックを読んでいるだけで大興奮なわけだけど、効率よく回るにはいろいろ計画を練らなくてはならない。「無理しない」というのをモットーに、それでも結構毎日出かけたかなぁ。おうちが街から車で20分ほどなので、いつもJaki が子供を幼稚園に送るついでに街なかで降ろしてもらって、夕方にまた合流するというパターン。これで毎日のように出かけることができた。
ありがとーーーーーーー。ほんま!
訪れた有名どころは
1. National Civil Rights Museum
2. Blues Hall of Fame
3. Rock and Soul Hall of Fame
4. Stax Museum
5. Sun Studio
6. Grace Land
7. Beal Street
8. Gibson Factory
これ以外にも、野外の音楽イベント見に行ったり、夜にジャムセッションに行ったり娘ちゃんの幼稚園にギターもって歌いに行ったり、はたまた幼稚園の発表会を見に行ったり、、本当に本当に充実していた。
国立市民権博物館 National Civil Rights Museum

実は何よりもここを見たいと思っていた。国立市民権博物館。マーチン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)が暗殺された古いロレーヌ・モーテル(Lorraine Motel)と繋げて建てられている。
※ マーティン ルーサー キング ジュニアに関する詳細はLink-USA 州辞典に掲載しております。
ご興味がある方は、ご覧ください。
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マーティン ルーサー キング ジュニア


国立公民権運動博物館の中を見学

ロレーヌホテルにはキング牧師が宿泊していたままの状態で部屋が保存してあった。


混んでいたこともあって全部のパネルを読み尽くせなかったけど3時間はかかった。最初は、その内容が重くて(奴隷であったことの歴史。知っているようで知らないことが沢山!)途中で気分が悪くなったほど。でも見れて本当に良かった。見学者も、やはり、アフリカンアメリカンの方の方が圧倒的に多かったと思う。
バスボイコット事件の展示

有名なバスボイコット事件の展示

ローザ・パークスについては、あの Neville Brothers も歌っているから有名な話だけどバスの中に乗り込めるようになっていて、等身大のバスの運転手とローザの人形が飾られていて、二人のやり取りが再現されるようなテープが流れていた。
若い黒人の女性グループがなんとバスの運転手の人形と一緒に写真を撮っているのを見かけてビックリ。どういう気持ちで撮ってたのか?ローザと撮るならわかるけど。
ローザ パークスの逮捕とバスボイコット事件に関して、【Link-USA アメリカ州辞典】に掲載しております。合わせてお読みください。
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ローザ パークスの逮捕とバスボイコット事件
狙撃に使われた部屋
建物の向かい側には 犯人がキング牧師を狙ったであろう、もう一つのモーテルの部屋が見学できるようになっていて、そこの窓からロレーヌモーテルを眺めることが出来た。
もしメンフィスに行けたなら、もう一度 訪れたい。必ず。
そして その後、道を挟んで立っている建物、Blues Foundation へ。
次回 ⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #6 メンフィスのBlues Foundation に続く
Nacomi プロフィール

その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市でLittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコ、シカゴ、ニューオリンズ、メンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。
Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。
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