Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館

15年09月15日
Link-USA

メンフィスは、Blues や Soul という黒人から生まれた音楽と、Hillbilly や Countryという白人がヨーロッパから影響を受けて育ててきた音楽の両方が発展していった歴史的な場所である。
同じテネシー州メンフィスナッシュビルが存在するこの不思議さ、、、というか
うーん、変な言い方かもしれないが、私にとってはゴージャスな場所だ。


Rock ‘n’ Soul Museum


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館次に行ったのがやはり音楽系 Museum の Rock ‘n’ Soul Museum
内容はメンフィスでどのように音楽が発展していったか、という資料館のようなところ。
 
ここでは一人一人にヘッドフォンが渡され、各パネルの前に行くとプログラムの番号が書いてあってそれを手元のレシーバーのようなもので選ぶ。そうすると音楽とともに解説が始まるのだ。各パネルの資料に関する音楽が数曲用意されていて曲を選ぶこともできる。

ブルースの誕生


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館

Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館やはり綿摘みの話から始まって、ブルース誕生の話へと続く。

[補足説明]
19世紀半ば、イギリスは西アフリカを経由してアメリカへ渡るという三角貿易を行っていた。
西アフリカで僅かな金品で若い黒人を奴隷として人身売買し、黒人をアメリカ南部で労働力として売り、綿畑でとれた綿を仕入れてイギリスへ持ち帰るのである。
南アメリカの綿産業は、西アフリカから連れてこられた黒人奴隷による労働力に支えられることになり、その過酷な労働の中、黒人奴隷により発生した労働歌や黒人霊歌がブルースのルーツとなる。
綿畑の多かった肥沃なミシシッピ・デルタで発生した初期のブルースは、デルタ・ブルースと呼ばれる。

因みに、ブルースに使われるギターは、イギリスの貿易船に乗せられていたアイルランド人奴隷がアメリカにもたらした。

ラジオ 最大の娯楽


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館そして、当時いかにラジオが大切な娯楽だったかという話になっていく。アメリカは広い。当時、貧しくてレコードを買えない人も多かったけど、レコードショップがあるような都会に住んでいない人にとってはラジオは最大の娯楽だった。ラジオから流れてくるヒット曲にあわせて歌ったり踊ったり、また憧れてミュージシャンへの道を歩もうとした人も沢山いたようだ。
(写真は、展示されていた、当時の電池式ラジオ)

ラジオ局


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館

(写真:左)女性だけのラジオ局 (写真:右)WDIAラジオ局

ラジオ局の話では 女性だけのラジオ局や WDIA というアメリカで最初のブラックミュージックのラジオ局の資料もあった! WDIAラジオ局のディレクター連中は白人であったけど、「夜中になるとガールフレンドが遊びに来て、どっかへ出かけてしまって居なくなるので、そのあと好き放題に曲をかけていた」というのはルーファス・トーマスの肉声での解説。(笑)


有名なレコードレーベルの誕生


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館

(写真:左)Sun Studio (写真:右)Stax Museum

そしてそこから Sun Studioサン スタジオ) や Stax レコードという有名なレコードレーベルの資料へと続く。実際に後日、Sun Studioサン スタジオ)や Stax Museumスタックス博物館) にも行ったのだけど、ちょっとした予習の気分。


お宝アイテムがいっぱい


もちろん此処にも遺品や資料がいっぱい。


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館

(写真:左)アル・グリーンの衣装 (写真:右)ジェリー・リー・ルイスの衣装

Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館

レス・ポールの使用していた電流テスター


途中から写真を撮るのに疲れてしまって(笑) 資料をみるのに集中!
約3時間ほどいたと思う。
じつはここの建物と Sun Studioサン スタジオ) と Elvis Presley の豪邸がある Gracelandグレースランド) の間を無料シャトルバスがでているのでそれに乗れば3か所を1日で見れるのだけど、この日は出足が遅かったのでこの1か所だけにして、おうちに帰ったのでした。


次回 ⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #8 STAX Museum に続く


  1. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #1 イントロダクション
  2. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #2 アレキサンドリアへ
  3. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #3 Little Walter Music Fes.
  4. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #4 シカゴでバースデーライブ
  5. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #5 初メンフィス
  6. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #6 メンフィスのBlues Foundation
  7. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #7 ロックンソウル博物館
  8. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #8 STAX Museum
  9. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #9 Sun Studio
 10. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #10 Graceland
 11. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #11 Gibson Factory
 12. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #12 Memphis 音楽事情
 13. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #13 Memphis の Soul Food
 14. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #14 再びシカゴへ
 15. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #15 シカゴピザ事情
 16. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #16 Chicago Blues Festival
 17. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #17 リンカーンパーク動物園
 18. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #18 ミュージアム・キャンパス
 19. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #19 シカゴライブハウス巡り
 20. Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #20 Blues on the fox

Nacomi プロフィール


Nacomiのアメリカ音楽紀行♪日本を代表するブルースウーマン。
その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市LittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコシカゴニューオリンズメンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。

Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。


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