Gibson Factory ギブソンの工場を見学

Gibson Guitarといえば、エレキギターを弾く人なら一度は弾いてみたいブランド。そのGibsonはテネシー州のナッシュビルとメンフィスに工場があり、ギブソン メンフィス工場は今ではナッシュビルの傘下から独立する形でカスタムショップとして経営されている。ES335などで有名なセミ・ホロウやホロウギター、そして何故かダブルネックギターを作っているそうだ。

4時前にSHOPに集合。約20名ほどいたと思う。ギター好きなオヤジばかりかと思っていたら、意外と若い女性のグループとか家族連れとか。
はたしてギター弾く人がこの中に何人いるのだろう?と不思議に思った。
全員ゴーグルを渡され、工場内に入る前に「絶対に工場の中のものに触らないこと。」と注意を受ける。ガイドは若い社員の、、名前忘れた。。。。

B.B.Kingのギター「ルシール」
そして一つドアをあけると、廊下にずらりとセミホロウギターが壁にかけられている。有名ミュージシャンのものばかり。
5月に亡くなったばかりのB.B.Kingのサイン入りギター「ルシール」も。
ガイドの彼が「何故ルシールという名前がつけられているか知ってる人?」というので思わず手を挙げたら、なんと私一人。(笑)
説明してくださいと言われ、解説するはめに。
B.B.Kingがライブをやっていたクラブでルシールという女性をめぐって喧嘩が起き、挙句の果てに火事になり、お客とB.B.Kingは外に逃げたが、ギターを置いてきたのに気が付いたB.B.Kingは燃え盛るクラブの中へ戻ってギターを救い出した。
そして自分もそんな馬鹿なこと(女性をめぐって喧嘩)をしないようにという戒めの意味でそのギターに「ルシール」と名付けたという話。
みんな真剣に聞いてたので緊張したわ。(笑)
工場の中を見学
そして いよいよ工場の中へ。
この工場見学では、ギターを作っている工程である、バインディング(薄い木材をギターの形にする)や ネックをセットしたり、またボディを磨いたり、塗装、ラッカー、電気系統のセットアップなど、ギターが出来上がるまでをきちんと説明して見せてくれる。
途中、質問を交えたり、模型を触らせてくれたりするのでギターを知らない人も飽きないだろう。
しかし、45分のツアーが1時間ごとにあるので工場で働いている人にとっては、いつもツアーの一般人が工場内にいて、マイクを通してガイドする声が聞こえるので大変だな、と思った。
本当に普段では見れない工程がみれて、多くのGibsonギターが完成していっている(1日約50本)のを見ると感動的だった。世界中へとこのギターが飛び立つのだ。
最後の電気系統のセットアップのところには女性ワーカーがいなかったのだが、それは、セミホロウのfホールに(ギターの表面のfの文字のように穴が開いている部分)手をいれて配線をしたりしないといけないことも多く、そのためには手の大きい男性が有利だからだそうだ。
SHOP


工場内は残念ながら一切写真撮影禁止だったので、お見せすることができないけれどなんとYou Tubeにツアーがアップされている。
こんな感じで、工場内をすすむのだ。
⇒ Gibson Memphis Factory Tour
⇒ ギブソン メンフィス工場
次回 ⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #12 Memphis 音楽事情 に続く
Nacomi プロフィール

その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市でLittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコ、シカゴ、ニューオリンズ、メンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。
Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。
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