Memphis 音楽事情

Beal Street(ビール ストリート)のライブハウスの多くは、昼間からオープンしていてライブ演奏が聞ける。
まさに、ミュージック・ストリート。音楽好きには天国のような場所。
B.B.Kingのお店 B.B.King Club

B.B.King は、若い頃に黒人スタッフの経営するラジオ・ステーション WDIA でラジオ番組のDJの仕事を得る。その時にDJネームを付ける必要があり、Beal Street Blues Boy(ビール・ストリート・ブルース・ボーイ)と名乗った。後にBlues Boy と短くなり、略してB.B.とし、本名のKing 姓をひっ付けて、B.B.King として活動するようになった。
B.B.King は、ミシシッピー州生まれだけど、最初に音楽活動の拠点だったテネシー州 Memphis(メンフィス) に愛着があったのだと思う。




奥のテーブルはいろんなジャケットが描かれていて楽しい。コースターやナプキンでさえもファンにとっては堪らない!
ナマズのフライを食べてみた。
Rum Boogie Café
この Beal Street(ビール ストリート)には、いくつかライブハウスがあってセッションなどをやっている所もある。私が John Nemeth に、最初に連れて行ってもらったお店は、Rum Boogie Café。
店内には360本もの有名人のギターが天井や壁やいたるところに飾られている。毎週土曜日には Memphis Blues Society によるブルースセッションをやっている。
Blues City Café
あと、もう1件はBlues City Café。ここに、とあるバンドを見に行ったのだが、そのバンドには、なんとあの Hi Rhythm Section のメンバーがいたのだ。Hi Rhythm Section というのは 1970年代に活躍した Hi Records でのレコーディング専門のバンドで Al Green(アル グリーン) や Ann Peebles(アン ピーブルズ) などのバックバンドがそれだ。
メンフィスソウル・ファンなら目の前に Hi Rhythm の連中がいるなんて心臓 バクバクものだ!


「日本から来たブルースウーマン Nacomi!」と紹介はしてくれるものの、「うーん、大丈夫かな?」って思っていたに違いない。(笑)
1曲無事に(?)歌ったら、幸いなことに「来週も、おいで」と言ってくれたので喜んで次の週も行った。

一緒に行った John Nemeth Band のベーシストは「わお! Leroy Hodges だぜ!」と大興奮していたけれどね。
(写真は Leroy Hodges と一緒に)
その他のメンフィスの音楽情報
「今日、Memphis(メンフィス)のどこで、どんなライブをやっているか?」は http://www.memphisflyer.com/ で調べると便利だ。
TOPページの上のバーから Music を選び Music Listings を選ぶと、その日のスケジュールがでてくるし、Music Features のページからは AROUND TOWN という欄で日にちや場所などを選びながら検索することもできる。
Musician’s Exchange を覗いたら 楽器の「売ります」「買います」とか「教えます」の投稿があって見てるだけでも楽しい。
このサイトは メンフィス通になるには欠かせない。
あとMemphis(メンフィス)のミッドタウンにある、1947年に出来て、Elvis Presley(エルビス プレスリー) や数多くの Legends が SHOW をやった野外音楽堂 Levitt Shell(レビット・シェル)でも時々イベントをやっているので覗いたら良いと思う。
http://www.levittshell.org/
次回 ⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #13 Memphis の Soul Food に続く
Nacomi プロフィール

その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市でLittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコ、シカゴ、ニューオリンズ、メンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。
Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。
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