Chicago Blues Festival シカゴ・ブルース・フェスティバル

世界最大のブルースフェスティバルと言われているChicago Blues Festival。
初めて見に行ったのは第31回目の2014年のこと。まずその規模に驚き、そして、無料であることに本当に驚いた。
シカゴは冬が厳しいので夏の間は、こういった野外の無料フェスが多く、うらやましい限り。
ブルースフェスティバルの会場となるグラントパークには街中の交通機関をつかって簡単に行けるし、多くの人が自分の宿泊しているホテルやホステルから歩いて行っているようだった。
入り口でカバンの中のチェックを受けたら、OK.(アルコールは持ち込み禁止、その他ビーチパラソルやペットもだめ)
プログラムをもらって、目当てのミュージシャンが演奏するステージに向かう。
大きなステージが3つ、中規模が1つ そして、テントの下で演奏する小さめのステージが2つ。その他には 沢山の飲食のブース、そしてラジオ局、ミュージシャンの協会、いろんなコミュニティのブースなど、1日中会場内をウロウロして過ごせる。
もちろん芝生も多くて音楽を遠くに聞きながらゴロゴロしている人だっている。
飲食はチケット制になっていて、チケットブースで約10枚つづりのチケットを買い、目的のフードのお店でそれを使って買う。現金では売ってくれない。もちろんフードによって必要チケット枚数は違うから、上手に使い切るのがちと難しい。それに結構並ばないといけないので自分で何か持参するのもいいかも。
Little Walter Foundationのブース

昨年はラッキーなことに Little Walter Foundationのブースで、私のCDを販売してくれて、3日間テントでお手伝いさせてもらった。沢山やってくる観光客に、CD売ったり、Tシャツ売ったりも楽しく、しかもBGMに自分のCD流してもらったりで感謝感謝!

お目当てのミュージシャンの時間になったらそのステージに移動して、疲れたらブースに帰ってくる、、という贅沢をさせてもらった。2014年は雨模様だったけど2015年は、とても良い天気で、それどころか日中は暑くて、LittleWalterMusicFestival宣伝用のウチワは、あっという間になくなってしまった。
Chicago Blues Festival の様子

一番大きなステージはPetrillo Music Shellといい、ステージの上には半ドーム状の屋根のある野外ステージ。座席もあるし後ろの芝生でシートを広げて見ている人も。ここでは3日間、テーマに沿ってビッグネームが出そろう。観客も良く知っていて良い席を求めて早くから移動している。こういった時に、友達と席を求めてウロウロしてると「ここ空いてるよ」と誰かが声かけてくれたりする。「空いてますか?」ってきいてダメなときも「ごめんねー!」ってとてもフレンドリー。この辺がアメリカ人の好きなとこかな。(笑)
夜になると結構、冷えてくるので防寒具、雨具も忘れずに。
このシカゴ・ブルース・フェスティバルには、出演をしなくても、街中のライブハウスで Gig をやるために沢山のミュージシャンが集まってきていて、そういう人たちとばったり会うのも楽しい限りだ。

2016年は6月10日から12日までの3日間。
また多くの素晴らしいミュージシャンが集結する。
⇒ Chicago Blues Festival
本当にお勧めのイベントだけれど、この時期シカゴはホテルも高いので早めの予約をお勧めする。
⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ #17 リンカーンパーク動物園 へ続く
Nacomi プロフィール

その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市でLittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコ、シカゴ、ニューオリンズ、メンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。
Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。