Blues on the fox 野外コンサート

2015年のシカゴの旅を締めくくったのは、River Edge Parkで開催されたBlues on the foxという、二日間に渡る野外コンサートだった。
場所はイリノイ州第二の都市と言われているAurora市。シカゴから車で約1時間ぐらいのところだ。Fox川が流れている側に、野外ステージを作って3年目だそうで、なかなか立派なステージ!

固定のベンチがあるけれど、その後ろにはフリースペースがあって、皆それぞれ椅子を持ってきている。

そして、その後ろには芝生があり、そこでのんびり観戦もできる。大きなスクリーンもあるので便利。
シカゴでの最後の3日間、お家に転がり込んでお世話になったライターのShokoちゃんと一緒に、私たちは芝生にシートを広げて楽しむ事に。
アメリカの野外のライブって前の方にいって写真撮ってても何も言われないし、みんな踊りまくってるし最高!
出店も当然のことながら、タコスやブリトー、ポリッシュソーセージドッグ、リブ等、日本ではあり得ないラインナップ。
野外コンサートとなるとHoneyBucket で有名な青いポータブル簡易トイレが沢山並んでいるのが常だけど、ここはきちんとしたレストルームがあって良かった。
Blues on the fox 1日目

1日目のラインナップをあまり確かめずに行ったのだが、スクリーンを見ていたら、なんと、あのニューオリンズ ミュージックで有名なネビルブラザーズのシリル ネビルが出ているではないの!
ステージまで走って行って、一番前で手を振ったら気が付いてくれた!

演奏後、ステージ横のテントでCDを売っているシリルのとこまで行くと「来てたのかい、Sister!」とハグをしてくれた。

さすがにここでは日本人には会わなかったなぁ。夜になると人もどんどん増えてきて盛り上がる。
Blues on the fox 2日目




Mavisが「このまま待っても嵐はこっちに向かってきているので、その前に最後のトロンボーン ショーティに少しでも演奏してもらおう!」
といってトロンボーン ショーティ登場!

けれども、彼が3曲やったところで、すごい雷が鳴りだして危険な状態に。PAのやぐら(?)に雷でも落ちたら大変!アナウンスが流れて中止になってPAも退散したのに、なんと彼は生で一曲やった。
お客は、雷雨の中、帰らない。危険なので何度も帰るようにアナウンスが流れて、皆仕方なく帰り始めた。
私たちもトイレに逃げ込んで雨が止むのを待ったけれど 一向に止まず、ただひたすらお迎えの車を待ったのだった。
余談だが、後日、コンサートのHPに「二日目の入場料は返金する」との掲載が!なんて良心的なんだろう。
Little Walter Music Fes. 2016へ出発

読んでくださった、皆さん、ありがとうございました。
この記事を書いている2016年5月23日の3日後には、また同じようなルートをたどる旅に出発!
今年も、ルイジアナ州 アレクサンドリアで開催される Little Walter Music Fes.に招待いただき、3度目のステージに立ちます。
さて、今年はどんな「音楽」が待ってるかな????
次のシリーズ、Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ 2006 まで、しばらくお待ちください。
次回 ⇒ Nacomiのアメリカ音楽紀行♪ 2016 に続く予定(笑)
Nacomi プロフィール

その活動は国内だけでなく台湾、アメリカにも広がり、シカゴブルースのレジェンドハーピストLittleWalterの娘が主催するLittleWalterFoundationの推薦でルイジアナ州アレキサンドリア市でLittleWalterMusicFestivalに、初めての日本人として、2年連続出演。現地で大歓迎されローカルテレビニュースに出演、人気バンドとなる。最近5年間は毎年渡米、サンフランシスコ、シカゴ、ニューオリンズ、メンフィス等を中心に活動している。Blues-e-newsでの2015年、女性ミュージシャン人気投票で7位という快挙。
アルバムは『GRABBED MY HEART』(2007年)『金魚のSwampie』(2010年)『Nacomi sings Little Walter』(2014年)の3枚がリリースされており、ずっとロングセラーを続けている。最近のアルバム『Nacomi sings Little Walter』は国内だけでなく海外でも人気。
Nacomi オフィシャルHP ⇒ http://nacomitanaka.com/
※ ライブ情報、CDの購入などに関しては、Nacomi オフィシャルHP をご覧ください。