ガリーナ メインストリート

16年07月19日
Link-USA

ガリーナのメインストリートとその周辺


ガリーナ メインストリート

ガリーナは1690年代にフランス人が入植し、方鉛鉱を採掘し鉛を得ていました。方鉛鉱は、英語でGalena(ガリーナ)という事から、この町はガリーナと呼ばれるようになりました。
アメリカ人が住むようになったのは、19世紀の始めの頃で、1816年に退役した陸軍大佐ジョージ・ダベンポートがガリーナ川を水路とし、方鉛鉱をミシシッピ川まで運ぶようになりました。全米の80%の鉛を供給するようになり、ガリーナは賑わいました。しかし、19世紀後半になると、鉛の需要が減ってしまい、町は廃れだしまいました。1980年代、当時の市長フランク・アインズウェラーがガリーナの観光地化を推進しだしました。この街並みは、ガリーナの観光資源として保護されています。


ガリーナ メインストリート
ガリーナ メインストリートこの古い建物には、昔懐かしい感じのお店から、写真や絵画などのアートギャラリーになっていたり、女性客が喜びそうな雑貨などを販売しているお店が入っています。
 
アメリカでは、いろいろな町でゴーストツアーを見かけます。
ゴースト自体は、昔から居る設定になっているので、ゴーストツアーでその町の歴史や文化が伝わる建物や史跡をめぐり、歴史的な説明と、その時代のゴーストにまつわる物語を語る事で、町の案内となっているのかも知れませんね。
ゴーストツアーに一度も参加した事が無いので、あくまでも憶測ですが。

ガリーナ メインストリート

古き良き時代のキャンディーショップをイメージしたディスプレーのお店です。奥ではアイスクリームを販売しています。特に買う気は無かったのですが、雰囲気を楽しむために奥まで行き、裏へ通り抜けました。


ガリーナ ウェルカム センター Galena Welcome Center


ガリーナ メインストリート

お店を通り抜けて、メインストリートの1本裏の通りに出たところにガリーナ ウェルカム センター(Galena Welcome Center)がありました。マップや資料を貰う事ができます。隣接した建物にPublic Restrooms(公衆トイレ)があるので、場所を覚えておくと便利です。


グラント公園 Grant Park


グラント公園 Grant Park

裏通りに出たついでに、ガリーナ川の土手に上がってみました。Google Map を見ると、対岸のグラントパーク(Grant Park)へ渡れる橋があるようです。
ちょっと気になる事があったので、グラントパークへ行ってみる事にしました。


グラント公園 Grant Park

気になる事とは、トロリーツアーで、グラントパークに南北戦争の時に使われた大砲があると案内があったのですが、トロリーからは全く見えませんでした。そこで、時間が有れば行ってみたいと思っていたのです。対岸に大砲らしきものが見えています。ちょっと距離はありますが、時間的に無理ではないので行ってみることにしました。


グラント公園 Grant Park

橋を渡ったところに、先ほど見えていたのとは違う大砲があります。説明を記載したプレートによると、米西戦争(1898年4月25日~8月12日)の時の大砲で、戦艦に乗っていたものだそうです。


グラント公園 Grant Park

先ほどの米西戦争の時の大砲のすぐ近くに別の大砲がありました。これは一目で、南北戦争時代のものでは無いことは分かります。ドイツのクルップ社製(1913年)の大砲だそうです。第一次世界大戦の直前の製造です。


グラント公園 Grant Park

サウスカロライナ州チャールストンハーバー 1861年4月12日 と記載があるので、どうやらこれが南北戦争時の大砲の様です。


グラント公園 Grant Park

「The Napoleon」と書かれていたので、フランスの大砲かと思ってましたが、どうやらこれも南北戦争の時に使われた大砲の様です。オハイオ州シンシナティで作られた大砲だそうです。


グラント公園 Grant Park

グラントパークから、川沿いの線路のところまで下りました。先ほど渡ってきた歩行者専用の橋が見えています。対岸のガリーナのメインストリートに建つ建物と豊かな緑が、とても美しいです。


グラント公園 Grant Park

ガリーナのメインストリートへは、先ほどと違う橋を渡って戻ることにしました。


再びガリーナのメインストリート


再びガリーナのメインストリート

グラントパークからガリーナのメインストリートへ戻ってくると、かなりの台数の車が停まってました。通りを歩いている人も多くなっています。


再びガリーナのメインストリート

バイカーの人も多いです。ガリーナを含むグレート リバー ロード は、ツーリングの人気コースの一つだそうです。


THE DESOTO HOUSE


DESOTO HOUSE HOTEL
DESOTO HOUSE HOTELガリーナのメインストリートに建つホテル THE DESOTO HOUSE は、1855年4月9日にオープンしました。
オープン当時は、アメリカ西部で最も大きなホテルでした。
ホテルの名前は、ヨーロッパ人で初めてミシシッピ川を発見したスペイン人のエルナンド・デ・ソト(Hernando de Soto)からとりました。
THE DESOTO HOUSE は、ガリーナに宿泊する方にとって、非常に便利なホテルです。

グレート リバー ロード イリノイ 2016 ヴィニー・ヴァナッチ に つづく


グレート リバー ロード


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ガリーナ メインストリートの場所と観光マップ


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