ちょこっとシカゴ 2016 ネイビーピア

16年08月12日
Link-USA

ネイビーピア 中西部でNo.1の観光スポット


グラントパークバッキンガム噴水の所から、レイクフロント トレイルを歩いてきました。もう少しで、ネイビーピアNavy Pier)に到着です。
ネイビーピアは、第二次世界大戦の頃は、その名の通り、海軍が管轄する巨大な桟橋でした。1990年代に再開発されて、博物館や娯楽施設などが作られ、一般開放されています。
約1kmの長さの桟橋には、多くの娯楽施設、博物館、劇場、いくつもの種類のクルーズの発着場、レストランやフードコートなどがあり、年間860万人が訪れるスポットとなっています。
ファミリーやヤングカップルがターゲットとなる内容なので、ローカル色が強く、日本人観光客はほとんど見かけません。
ネイビーピア事体は入場無料です。気が向けば、桟橋から出ているクルーズ船に乗ったり、レストランの屋外テーブルで、のんびりとビールを飲みながら過ごすのも良いと思います。
ネイビーピアは、第二次世界大戦中に海軍に接収される前にあった、娯楽スポットのミュニシポル・ピアの創立から数えて、2016年で100周年を迎えました。


スケート場


ネイビーピア

ネイビーピアに近づいて、最初に見かけたアトラクションがスケート場というのには、意表を突かれました。ちなみにアイスホッケーは、シカゴで人気のスポーツの一つです。


ネイビーピア

滑走面はプラスティック製に見えますが、「ICE SKATE HERE」と書いてあるので、製氷設備を使った人工氷の滑走面なのでしょうか?


セグウェイ ツアーやバイシクル ツアー


ネイビーピア

セグウェイ ツアーやバイシクル ツアーの受付窓口です。レンタサイクルもあります。レンタサイクルは、2人乗りのタンデムタイプや、複数人数で乗れる4輪タイプもあります。ネイビーピアの北側にはシカゴ市最大の市民公園リンカーンパーク、南側にはレイクフロント トレイル を走って、グラントパークミュージアム・キャンパスへ行く事ができます。


シカゴ子供博物館 THE CHICAGO CHILDREN’S MUSEUM


ネイビーピア シカゴ子供博物館 THE CHICAGO CHILDREN’S MUSEUM

シカゴ子供博物館の前に来ると、ネイビーピアの入り口に到着したという実感が湧いてきました。このシカゴ子供博物館は、体験型の博物館で、アメリカの子供たちにはとても人気があるそうです。


フェリス・ホイール 高さ46mの大観覧車


ネイビーピア フェリス・ホイール

ネイビーピア フェリス・ホイールグラント・パークのミシガン湖沿岸や、ミュージアム・キャンパスにあるシェッド水族館から見えている大観覧車です。
フェリス・ホイールを、真下から見上げると本当に巨大です。フェリス・ホイールの周りには、レトロな感じの回転ブランコやメリーゴーランドがあります。
フレンチフライを持っている少女が、カモメにたかられて、悲鳴を上げていました。日本の公園などでは、スナック菓子を持った子供が、ハトにたかられているシーンは時折見かけますが、ネイビーピアではカモメというのが印象的でした。

ネイビーピアからの眺め

ネイビーピアからジョン・ハンコック・センターは、そう遠くない距離です。夜になると、このスカイスクレイパーの夜景がきれいでしょうね。


クルージング


ネイビーピア

ネイビーピアは、1kmにも及ぶ桟橋です。クルーズ船もいろいろな種類のものが発着しています。この窓口ではレイク・クルーズだけではなく、リバー・クルーズやウォーター・タクシーの受付もしています。この男性、カメラを向けると、気合の入った呼び込みを披露してくれました。
アメリカは、こういった呼び込みも個性的なので、ちょっとしたエンターテイメントの様で、楽しめます。


Seadog Cruises


ネイビーピア

これほど大きなジェットボートを見るのは初めてです。最初に見かけた時には、単なる高速クルーザーだと思い、ジェットボートとは思いませんでした。よくTV等で見るジェットボートは、10~20人乗りぐらいの大きさですからね。
沖に出てしまうと、防波堤が邪魔で、このボートがどのような動きをしているのかは分かりません。でも降りてきた人たちが、ずぶ濡れなのを見て、間違いなくエクストリーム系だと気付きました。
但し、全てのコースがエクストリーム系ではなく、リバークルーズや花火クルーズ、ワインやビールの試飲をしながらのリバークルーズのコースもあるようです。


Odyssey


ネイビーピア
ネイビーピア高級ディナークルーズ船です。
ドレスコードがあるようで、乗船待ちの方々は正装です。少年も蝶ネクタイにスーツを着用していました。
おそらく、間もなく乗船が始まり、沖に出たらディナー。ディナーの後は花火観賞なのでしょう。
ランチやブランチのコースもあるようです。

Chicago Elite Private Yacht


ネイビーピア

結婚式や商談会、イベントなどに使われるチャーター船のようです。


他にも、帆船型の観光船や、ブルースやゴスペルのライブが楽しめるもの等、いろいろなパターンがあります。


シカゴ・シェークスピア・シアター


シカゴ・シェークスピア・シアター
シカゴ・シェークスピア・シアター本格的なシェークスピアの劇を見ることができます。興味のある方は是非!

ネイビーピア フリー トロリー The Navy Pier free trolley


ネイビーピア フリー トロリー The Navy Pier free trolley

ネイビーピア フリー トロリー The Navy Pier free trolley無料のトロリーを発見しました。
ネイビーピアの公式サイトには、特定の季節やイベントの時に運行しているようです。
ネイビーピアからグランドアベニュー(西向き一方通行)を西に走り、ミシガンアベニューよりも西にあるCTA (Red Line)の Grand Station まで行き、イリノイストリート(東向き一方通行)を走ってネイビーピアへ戻ってくる巡回トロリーです。
運行日や乗車場所などはネイビーピアの公式サイトで確認ください。
ネイビーピア フリートロリー

ネイビーピア ビアガーデン Navy Pier Beer Garden


ネイビーピア ビアガーデン Navy Pier Beer Garden

ネイビーピアの先に向かって歩いていると、バンドが生演奏をしていました。


ネイビーピア ビアガーデン Navy Pier Beer Garden

ステージの横のあたりの席が空いていたので、座って聞いていました。途中でここがビアガーデンであるということに気付き、売店でビールを買ってきて飲みながら演奏を聞いていました。ステージの前のスペースで何人かの女性が踊っていました。


ネイビーピア ビアガーデン Navy Pier Beer Garden

ターキー君に、踊ってくるようにプッシュしました。ターキー君は、最初は端の方で盆踊りのような動きをしていました。


ネイビーピア ビアガーデン Navy Pier Beer Garden

「もう、いいですか?」と言うような視線を何度か送ってくるので、「センターで踊れ!」とサインを送りました。最初は驚いたような顔をしていましたが、意を決してセンターで踊り始めました。すると踊る女性も増え、男性も数人参加しだし、すごく盛り上がりだしました。
調子に乗ったターキー君は、戻ってこいのサインも目に入らないほど熱中して、バンドが演奏を終えるまで踊っていました。


ネイビーピア ビアガーデン Navy Pier Beer Garden

後で知ったのですが、バンドのキーボードの方は日本人の方で、特選レポート『Nacomiのアメリカ音楽紀行♪』を寄稿くださった、ブルースウーマン Nacomiさんのお知り合いの方でした。


ネイビーピアの先端


ネイビーピアの先端

バンドの生演奏が終わったので、ネイビーピアの一番端まで行ってみることにしました。写真で見たことのある建物がありました。


ネイビーピアの先端

大きなアンカー(碇)が展示されています。


ネイビーピアの先端

やっと陽が暮れてきて、沖へと出て行く船が増え始めました。沖から花火を眺めるためでしょう。
男2人でベンチに腰掛けているのも気色悪いので、先ほどのビアガーデンに戻ってみることにしました。


ビアガーデン 再び


ビアガーデン 再び

ビアガーデンに戻ると、ツイン・キーボードのバンドが演奏をしていました。


ビアガーデン 再び

ステージの前では、一組の
カップルが踊っているだけなので、冗談で「ちょっと盛り上げてきたら」とターキー君に言うと、今度は全く躊躇せずに「荷物、お願いします」と言って嬉しそうに出て行きました。


ビアガーデン 再び

しばらくすると、この騒ぎです。もちろん、バンドもよりノリのいい曲を演奏し始めていたのもありますが、先ほど以上のフィーバーぶりです。
ターキー君のノリノリだけど、ぎこちないダンスが面白くって動画にしてFBにアップしました。
日本に帰ってきてから「シカゴでノッてたねえ~」とか「弾けてたねえ」と言われたターキー君は「シカゴのブルースは最高です。シカゴブルースの洗礼を受けてきました」等と言いまわってました。
因みに、FBにあげたターキー君が踊っている動画のバックミュージックは、ドゥービー・ブラザーズのヒット曲「Long train running」。シカゴブルースでは全く違う、ウエストコースト・サウンドでした(笑)


ネイビーピアの花火


ネイビーピア 花火

花火はとても盛り上がってましたが、残念なことに、写真では、あまり綺麗に写りませんでした。
すぐ横で、ティーンエイジの少女たちがはしゃいでいました。おそらくバレーボールの選手だと思われます。この日、近くで大会があったのか、かなりの人数のユニフォーム姿やジャージ姿の少女たちを見かけました。


Jimmy Buffett’s Margaritaville Bar & Grill


花火が終わって、あわててフードコートに行きましたが、殆どのお店が閉まってました。たまたま、まだ営業をしているお店を見つけて飛び込み、遅い目の食事をとりました。


Jimmy Buffett’s Margaritaville Bar & Grill

僕は、遅い目の昼食と同じく、タコスをチョイス。


Jimmy Buffett’s Margaritaville Bar & Grill

ターキー君はハンバーガーを注文しました。


Jimmy Buffett’s Margaritaville Bar & Grill

お店の内装は、中西部の雰囲気は全く感じられない、とてもトロピカルな感じでした。
それもそのはず、精算を済ませてレシートを見てから気付いたのですが、ミュージシャンのジミー バフェット(Jimmy Buffett)が経営するレストランでした。
ジミー バフェットは、1960年代にテネシー州 ナッシュビルでカントリーミュージシャンとしてキャリアをスタートさせましたが、少し年上のカントリーミュージシャン ジェリー ジェフ ウォーカー(Jerry Jeff Walker)にフロリダ州 キーウェストに連れていかれ、キーウェストに移住しました。その後、カントリーミュージックとカリビアンミュージックを融合させたサウンドで人気ミュージシャンとなりました。音楽で成功した彼は、実業家としても成功し、トロピカルなレストランやリゾート、カジノまで経営するようになりました。


食事のあと、真夜中と言うのにネイビーピアは多くの人たちが居て、凄い熱気に包まれていました。少し歩いて、タイミング良くタクシーを捕まえることができてホテルまで帰ってきました。


ちょこっとシカゴ 2016 ゴスペル ブランチ に つづく


取材協力 : シカゴ観光局


2016/06/18 Sat.
1. ザ・ループ シカゴのダウンタウン2. ミレニアムパーク
3. グラントパーク4. レイクフロント トレイル
5. ネイビーピア
2016/06/19 Sun.
6. ゴスペル ブランチ7. シカゴ美術館
8. フィールド自然史博物館9. シェッド水族館

ネイビーピアの場所と行き方


Navy Pier シカゴ・オヘア国際空港から車(レンタカー)やタクシーで行く場合の一例

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シカゴの観光ポイント 一覧


 ミレニアムパーククラウンファウンテン
 クラウド・ゲートジェイ・プリツカーパビリオン
 マコーミック・トリビューン・プラザ&アイスリンク
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 ミュージアム・キャンパスアドラープラネタリウム&天文博物館
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ちょこっとシカゴ 2016 観光マップ


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