灼熱のデスバレー国立公園へ
カリフォルニアの地図を見ていると、どうにもワイルドな名前のつく国立公園がひとつあることに気が付きました。それはカリフォルニア州の南東に位置するデスバレー国立公園。つまり死の谷。なるほど、その理由は到着して分かりました。車のドアを開けるとすごい熱風。すでに夕方というのに、気温は45度。昼間はどうなってしまうのでしょうか?
レポート:白石あづさ

聞けば、ここはアメリカがゴールドラッシュで沸いていた1849年、金脈を探して移動していた数十人の団体がこの広大な砂漠地帯に迷い込んでしまい、生死を彷徨った場所だそうです。数週間後、脱出できた男が、谷を見下ろし「グッバイ、デスバレー」と言ったのだとか。観測された中では世界で一番、暑い場所として知られ、56.7度(摂氏)を記録したこともあるそう。
ファーナス・クリーク・リゾート Furnace Creek Ranch

その砂漠のど真ん中に建つファーナス・クリーク・リゾートはまるでオアシスです。
⇒ ファーナス・クリーク・リゾート(Furnace Creek Resort)

現在は、観光客でにぎわうこのホテル、1927年に12室から始まったそうで、当時は金や銀を掘り当てようと鼻息荒い人々が宿泊したのでしょう。
ダンテス・ビュー Dantes View

さっそく翌日、大量の水と帽子や日焼け止めを鞄に入れてデスバレー国立公園内を探索。明け方、クネクネする山道を登り向かったのは、バッドウォーターを見下ろせるダンテス・ビュー。眼下には真っ白い塩の結晶が浮かんでいて不思議な風景です。
バッドウォーター Badwater

さっそくそのバッドウォーターまで降りてみると、暑いこと! ここは海抜マイナス86メートル、西半球最低地点と言われている地点です。真っ白な塩の結晶が続いていて小ぶりなウユニ塩湖のよう。
ゼブラスキー・ポイント Zabriskie Point

続いて、その昔、ボーキサイトを発掘していたゼブラスキー・ポイントへ。風で削られたのか、流線形の美しい丘に見とれてしまいます。
デビルス・ゴルフコース Devil’s Golf Course

最後に、デビルス・ゴルフコースへ。悪魔がゴルフ? なんともユーモラスな名前ですが、これは悪魔でも苦戦しそうな凸凹な地表にびっくりです。

「暑い、暑い」とファーナス・クリーク・リゾートに戻ってきた私に、ホテルのスタッフの方は、「今はほんとに暑いけれど、冬には気温も20度代に下がるんですよ。冬から春にかけてワイルドフラワーが一斉に咲いてきれいです」と笑って教えてくれました。とはいえ、文字通り「死の谷」を経験できる夏も人気はあるようです。
花の咲く快適な冬か、灼熱の大地を体験できる夏か、どちらの季節も訪ねてみたいですね。
⇒ 絶景のカリフォルニア 2016 マンモスレイク につづく
01. 絶景のカリフォルニア 2016 デスバレー国立公園 |
02. 絶景のカリフォルニア 2016 マンモスレイク |
03. 絶景のカリフォルニア 2016 ボディ州立歴史公園とモノレイク |
04. 絶景のカリフォルニア 2016 ヨセミテ国立公園 |
05. 絶景のカリフォルニア 2016 キングズキャニオン国立公園&セコイア国立公園 |
白石あづさ プロフィール

デスバレー国立公園の場所と行き方
Death Valley National Park
ロサンゼルス国際空港からデスバレー国立公園へ車(レンタカー)で行く場合の一例
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