ハウス オブ ブルース シカゴ で ゴスペル ブランチ
ハウス オブ ブルース シカゴ(House of Blues Chicago)という大型のライブハウスで日曜日だけに開催されるゴスペル ブランチに行きました。
このページの写真はトラベルライターでフォトグラファーの高野 祥さんが撮影したものをご提供いただきレポートをお送りいたします。

ハウス オブ ブルース は、1992年にアイザック ティグレット(Isaac Tigrett)がブルース、リズム&ブルース、ゴスペル、ジャズなど、アメリカ南部の音楽を世界に紹介しようとマサチューセッツ州 ケンブリッジでオープンさせました。現在は、ケンブリッジの店は閉鎖され、アメリカ全土で12店がF.C.展開しています。 ハウス オブ ブルース シカゴのオーナーは、ブルースブラザーズのダン エイクロイド(Dan Aykroyd)と故ジョン ベルーシ(John Belushi)の弟ジェームズ ベルーシ(James Belushi)です。
ハウス オブ ブルース シカゴに入って正面、1階のレストランの入り口の所にジョン ベルーシとダン エイクロイドの等身大の人形が椅子に腰かけています。真ん中の椅子に座って記念撮影するのは必須です。

ハウス オブ ブルース シカゴの1階はレストランで、ゴスペル ブランチの会場は2階になります。3階~4階は吹き抜けになっていてテラス席があります。

カクテルカウンターではミモザ(シャンパンもしくはスパークリングワインがベースで、オレンジジュースで割ったカクテル)が並んでいます。

スクランブルエッグ、ベーコン、ハム、ソーセージ、ポテトなどの料理をビュッフェスタイルでいただきます。
写真の一番手前の料理はマカロニ&チーズ。料理名をレコードに書いて立ててあるのが面白いです。

ワッフルとフライドチキンは南部料理の一つです。そのまま食べるも良し、ホイップクリームやジャム、はちみつなどをかけて食べるのもお好みで。

オムレツステーションでは、トマト、ほうれん草、マッシュルーム、ベーコン、ハム、ソーセージ、チーズなど、入れる具を指定してその場で焼いてくれます。4~5つのコンロを使って一人で焼いているのでかなりの行列になります。
ゴスペル ショウ

食事が落ち着いた頃にゴスペル ショウが始まります。幕が開きだすと同時にゴスペルクワイア(聖歌隊)の力強い歌声が聞こえます。プレイズリーダーが観客にクラッピング(手拍子)を促して煽り、会場は熱気に包まれます。みんなでナフキンを頭上で回したりして盛り上がります。子供をステージに上げてナフキンを回せさせたり、年配の観客をステージに上げて躍らせたりして更にショウが盛り上がるように進行します。昨年は歌を一節歌わせていました。どのパフォーマンスも受けていて、エンターテイメントショウとしてのレベルは申し分なく楽しめます。

シカゴといえば、ブルース、ソウル、R&B、ジャズ、ゴスペル、ファンクなどの黒人音楽が有名です。いずれのジャンルもシカゴよりも南のルイジアナ州、ミシシッピ州、テネシー州などが発祥の地となります。これらの音楽はシカゴまで北上して洗練されました。
ブルース、ジャズ、ファンクなどの音楽は元々から娯楽(憂さ晴らしを含む)であり、早くから商業的なものでした。
ゴスペルがそれらの音楽と大きく異なる点は宗教音楽であることです。なので、ハウス オブ ブルース シカゴでのゴスペルは、あくまでエンターテイメントで、観光業の一環で商業的と言う人もいます。確かに”本当のゴスペル”でない事は事実でしょう。その証拠に、ゴスペル・ブランチのお客のほとんどが白人で、黒人を見かけた記憶がありません。
「ゴスペルってこんな感じですよ」ぐらいのレベルの文化継承という意味では、博物館や資料館のデモのようなものとして有っても良いのではと思います。映画『天使にラブ・ソングを…』(1992年)と同じようにデフォルメされていますが、エンターテイメントとして楽しむには申し分ないと思います。
⇒ 31. シカゴ 建物見学クルーズ へつづく
高野 祥 プロフィール

トラベルライター・フォトグラファー
食べ歩きが好きなので、主に関西・四国のパン・洋菓子・イタリアンを巡って撮影&グルメレビュー中。
再訪を含めると、食べログに1400件以上(2017年11月現在)レビュー・写真掲載済み。
食べログ公式おすすめレビュアーに「シュガーな誘惑☆浪速のスイーツ王子」と紹介されましたw
旅行と写真が好きなので、「この景色を見に行ってみたいなー」「この料理食べてみたいなー」と思っていただけるような、フォトジェニックな絶景・オシャレ・グルメスポットなどをお届けしています。
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ゴスペル ブランチ(ハウス オブ ブルース シカゴ)の場所と行き方
House of Blues Chicago 住所:329 N Dearborn St, Chicago, IL
シカゴ・オヘア国際空港から House of Blues Chicago へ車(レンタカー)やタクシーで行く場合の一例
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