フリーウェイを駆け抜けテメキュラへ

サンタ・バーバラを後にして、ロサンゼルスとサンディエゴの中間に位置するワインの名産地テメキュラに向けて出発します。実は、ベンチュラを抜けてオーハイに入る前に、またしてもタブレットのGoogle Mapが上手く作動しなくなっていました。どうやら原因はタブレット本体にあったので、その後はずっとiPhoneに切り替えて使っています。もちろんこの日もGoogle Mapは大活躍です。101号線と15号線を南下しながら約180マイル(約288㎞)の道程を、大渋滞に会うことなく4時間余りで一気に走り抜けることができました。でも、いくらGoogle Mapが活躍してくれても、さすがに初めての道は1人ではちょっと厳しいものがあります。
これは単純に慣れの問題だと思うのですが、フリーウェイは車線が少ないところでも片側5車線あるので、大きなジャンクションが近づいてきたら、早めに行先の走行レーンを確認しておく必要があります。さらに、降車レーンが右側1車線の場合と2車線の場合があることや、出口A,B,CのA,Bは右側にあるのにCは左側にあるとか、慣れるまで気が抜けない状態が続きます。道路が空いている時ならまだしも、渋滞時に車線間違いに気づこうものなら、「Jesus…」です。
(※ 上の写真はオーハイからサンタ・バーバラへ向かうフリーウェイで、イメージ写真です。)

幸いなことに、私たちは1人が運転に集中し、1人がナビゲーターに徹することができたので、Google Mapを見ながら「そろそろ右側車線に入ってね」「出口はあと3個先の95Aだよ」などと具体的な指示が出せ、いつも目的地までスムーズに移動することができました。当たり前のことですが、アメリカの交通ルールをちゃんと守って走行していれば、女性同士でも安心!ってことですね。フリーウェイを走りながら、もう次のドライブ構想を練っている私達でした。
(写真はテメキュラでの車窓)

テメキュラへ向かう道中で見かけたトレーラートラックです。トレーラートラックは、荷物を積む貨物部分のトレーラーと、牽引する前方部分のトレーラーヘッド(単純にヘッドと呼ぶ場合や、トラクターと呼ぶこともあります)で構成されています。
私の住んでいる神戸は港町なので、海外から入港した貨物船が積載してきたトレーラーを運搬するトレーラートラックは見慣れているのですが、アメリカのトレーラートラックの方が断然お洒落でカッコイイ♪ このどっしり構えたヘッド、見惚れるほどに男前ですよね。でも、よく見ると車長がかなり長いのに気が付きませんか?実はこれ、運転席の後方に、ベッドはもちろん、シャワー、キッチンまでもが装備されているのだそうです。広大なアメリカで長距離輸送するための装備ですね。
テメキュラのダウンタウン



テメキュラのアンティークショップ

西部劇の一コマに必ず登場する、無法者が一悶着起こす大衆酒場のような外観のアンティークショップに入ってみました。

店内には、値打ちのある骨董食器や宝石の類から野球カードまで所狭し…と陳列されていて、見ているだけでも楽しめます。
South Coast Winery Resort and Spa, Temecula







料理はアメリカンイタリアン。量は多めだが評判の美味しさ
敷地内には、ワイン工場のほかにもバーやレストラン、屋外プール、スパ、ウェルネスセンターが備わっています。もちろん、ワインの試飲も可能で、月曜から金曜日は5種類18ドル(55歳以上は5種類13ドル)、土・日・祝日は 5種類22ドルで、10時から18時迄の時間帯に試すことができますが、ドライブに差し支えないように…ね。
⇒ 07. サンディエゴ カリフォルニア発祥の地へ走る に続く
大安佐智 プロフィール

雑誌・web等に国内外の旅情を紹介するほか、舞台・映画などの脚本を手掛ける。
果て無く広がる青い空を見上げる。ただそれだけで、魔法に掛ったみたいに身体の奥底から元気が湧いてくる。その青空の中を、太陽の光を浴びてキラキラと輝きながら飛んでいく飛行機の姿があればもっといい。「そんな所で何してるの?早くおいでよ」。飛行機が私に語り掛けてくる。そして、私でも何か出来る!という勇気を与えてくれる。これが子供の頃から変わらない、私の元気の源。
サウス・コースト・ワイナリー・リゾート & スパ テメキュラ の場所と行き方
South Coast Winery Resort and Spa, Temecula 34843 Rancho California Rd, Temecula, CA
サンタ・バーバラのスターンズワーフから車(レンタカー)で行く場合の一例
⇒ 大きな地図で見る