多彩な顔を持つサンディエゴ

テメキュラを後にして、15号線と163号線を駆け抜け、約63マイル(約100キロ)ほど南下すると、カリフォルニア州最南端の都市・サンディエゴに到着します。


部屋の窓から外を眺めると、すぐ右隣には黄色が目を引く巨大ショッピングモールのホートンプラザがあり、その向こうにはビル群。眼下には行きかう人と車でエントランス周辺はいささか慌ただしく感じます。ここには今日まで辿ってきたオーハイやテメキュラのような非日常な場所とは正反対の、リアルな世界が広がっています。都会に戻ってきた…ということですね。
サンディエゴでシーフードを堪能

「サンディエゴに来たら海鮮よ!」と勧められて向かった先は、サンディエゴのダウンタウンにある「CRAB HUT RESTAURANT」。シーフードレストランです。

牡蠣、ロブスターなど数あるメニューの中から選んだのは、ダンジネスクラブ。丸ごと一匹頂くことにしました。

甲羅の幅が20センチほどある1.80ポンド(約815グラム)のカニは、とても元気で鮮度は抜群です。待つこと数分、メキシカンテイストのスパイシーな味を纏ったダンジネスクラブが戻ってきました。アメリカにはカニミソを食べる文化がないのでしょうか? ワクワクしながらお腹をめくってミソを口に入れたのですが、まるで海水で茹でたようにしょっぱくて食べることができません。でも、脚にはずっしり身が詰まっていてカニ特有の旨味が口一杯に広がります。うまい~♪ 満面の笑みがこぼれます。し・あ・わ・せ ♡
でも…カニ料理を食べる時って、会話が途絶えてしまうのが問題です。2人とも無言(笑)
サンディエゴの観光ポイント
ラホヤ、ミッションベイ、コロナド、オールドタウン、ダウンタウンに区分されるサンディエゴは、地名や文化にメキシコ色が濃く表れ、ここが国境の町であることを実感させてくれます。
ガスランプ・クォーター国立歴史地区

サンディエゴで一番賑やかなエリアは、ダウンタウンのガスランプクォーター。ビクトリア調の建物が多い街並みは異国情緒を楽しめます。
アメリカ州辞典で詳細を見る ⇒ ガスランプ・クォーター国立歴史地区
オールドタウン

サンディエゴはカリフォルニアの発祥地。そしてオールドタウンはサンディエゴの発祥地。ここにはメキシコの香りが漂っています。

アメリカ州辞典で詳細を見る ⇒ オールドタウン・サンディエゴ州立歴史公園
シーポートビレッジ

サンディエゴ ダウンタウンのウォーターフロントにあるショッピング、ダイニング、エンターテイメントの複合施設。1マイル(1.6km)の遊歩道はマリン・シティ サンディエゴを満喫できます。

Village内には、年代を感じる造りの建物を利用したショップがひしめいています。

開放的なオープンテラスのレストランやカフェもあります。

アメリカ州辞典で詳細を見る ⇒ シーポートビレッジ
ホテル・デル・コロナド

宿泊者名簿には、ハリウッドの映画スターや政財界の要人が名を連ねます。

アメリカ州辞典で詳細を見る ⇒ ホテル・デル・コロナド
サンディエゴ トロリー

オールドタウン、リトルイタリー、シーポートビレッジ、ガスランプ・クォーターなどダウンタウン周辺をまわるのに安くて便利なサンディエゴ トロリーです。
アメリカ州辞典で詳細を見る ⇒ サンディエゴ トロリー
⇒ 08. ジョシュアツリー国立公園 ロスから最も近い国立公園へ走る に続く
大安佐智 プロフィール

雑誌・web等に国内外の旅情を紹介するほか、舞台・映画などの脚本を手掛ける。
果て無く広がる青い空を見上げる。ただそれだけで、魔法に掛ったみたいに身体の奥底から元気が湧いてくる。その青空の中を、太陽の光を浴びてキラキラと輝きながら飛んでいく飛行機の姿があればもっといい。「そんな所で何してるの?早くおいでよ」。飛行機が私に語り掛けてくる。そして、私でも何か出来る!という勇気を与えてくれる。これが子供の頃から変わらない、私の元気の源。
サンディエゴの観光マップ
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