ビールストリートといえば

音楽の街 メンフィスへやってきたのにアート関係の記事を2連載してしまいました(笑)
音楽が溢れている事で有名なビールストリートは、ブルース ミュージック アート ミュージアムのポップアップ・プレビューをやっていた場所からは1ブロックほどの距離です。メインストリートとビールストリートの交差点には、オルフェルム劇場(Orpheum Theatre)というレトロな劇場があります。


この交差点の北東角に大きな空き地がありますが、ここにホテルが建つそうです。
ビールストリートを眺めながら

この交差点からビールストリートの賑やかな一角を眺めると、ある事を思い出しました。
それは、35年ぐらい前に読んだブルースのルーツを求めてアメリカ南部を旅する話です。書籍名も著者も覚えていないけれど、その中で筆者がメンフィスのビールストリートにたどり着いた時に、ギターを担いだ日本人青年を見かけて驚いて声を掛けるシーンがありました。当時、アメリカ南部で日本人を見かけるのはまれなケースで、しかもギターを担いでいたので驚いたそうです。わずか2~3行の文章でしたが、そのような事が書いてあり、ギター修行にやってきた青年の名前が石田長生と書いてありました。関西ブルースのムーブメントの中で石やんと呼ばれていた凄腕のギタリストです。変な話ですが、この本を読んでから、僕の中では「ビールストリートといえば石田長生」というイメージが定着してしまいました。
交差点からビールストリートを眺めたら、その事を思い出しました。

次回 ⇒ 7. ギブソンギター メンフィス工場の現状 に続く
ビールストリートの場所と地図
ビールストリートの西端オルフェルム劇場からW.C. Handy House Museum まで。
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