夜のビールストリートに音楽を聞きに行く
フライト レストラン & ワインバー でディナーを楽しんだ後、メンフィス観光局のLisa とは別れて、日本を出発する時に台風の影響で苦労して、やっとのことで夕方にメンフィスに到着したCWWのマージョリーさんとビールストリートへ行くことになりました。マージョリーさんは音楽が好きで、とても詳しいので一緒にビールストリートへ行くのは、とても楽しみです。
キング パレス カフェ パティオ Kings Palace Cafe Patio

このキング パレス カフェ パティオ(Kings Palace Cafe Patio)は、昼でも夜でも勢いのあるブルースロックやブギー等を演奏するバンドが多いので、ビールストリートを歩く人の足を止めます。パティオ(中庭)なので、夏季の日中は日向の席に座って聞く人は少ないですが、夜になると席が埋まっています。
クラブ ハンディー Club Handy

ビールストリートを歩いていると、ハンディー パークの南東角にあるクラブ ハンディー(Club Handy)というお店からパンチの効いた女性の歌声が聞こえてきました。ここは前を通る度に気になる演奏が聞こえていたお店ですが、演奏の音量が大きく、中に入るのは抵抗があり、日中に外のテーブルで聞くには暑いので、少し立ち聞きしては他に移動していました。僕が音に反応していると、マージョリーさんも気になったようなので、店外のテーブルに座ってゆっくりと聞く事にしました。ステージが狭いためか、ボーカルの女性がステージ前のフロアーに降りて歌ってました。PAスピーカーは低い場所にある訳ではないので、音はしっかりと抜けてくるので問題は無いのですが、写真は撮りにくかったです。まともな写真は一枚もありませんでした。歌はとてもソウルフルで、じっくりと聴くだけの価値がありました。しかし、残念ながら彼女は3曲ぐらいでステージから居なくなりました。下手ではないけど、面白みのないインストの曲が続いたので、クラブ ハンディーを離れる事にしました。
ラム・ブギー・カフェ Rum Boogie Cafe

ビールストリートの名店の一つである、ラム・ブギー・カフェ(Rum Boogie Cafe)の前まで来ると、渋い女性の歌声が聞こえてきました。つい足が止まり、ガラス窓越しに中を覗き込んでいると、ベン・E・キングの「Stand by Me」(1961年)を演り始めました。アレンジが素晴らしく、その女性の声や歌い方が心を揺さぶってきます。グルーブ感も良く、自然とサウンドに引き込まれていきます。曲は途中で他の曲にスイッチしましたが、その曲も素晴らしいです。グイグイと引き込まれて、また「Stand by Me」へ戻って終わりました。オリジナルの「Stand by Me」は3分程のコンパクトな曲ですが、メドレーで演奏していたのでそこそこの長尺演奏でした。曲が終わると、マージョリーさんと顔を見合わせ、二人ともニッコリ。すぐにラム・ブギー・カフェに入ることにしました。

バンドサウンドがちょっと渋めだったからか、店内は空いていました。ここのお店は天井から多くのギターが吊り下げられている事で有名です。暗い店内では上手く写真に収まらなかったです。

昼に、撮影させていただいた写真をUPしておきます。有名ミュージシャンのものも吊り下げられているので、音楽ファンにとっては、これらのギターを見るだけでも値打ちがあります。

ステージの後方上部にはSTAX のネオンサインがあるのですが、この夜は光っていませんでした。

上質の音楽に浸ることができました。後でラム・ブギー・カフェのスケジュールを見てみると、Sensation Band と掲載されていたので、Sensation Band memphis で検索しましたが、同じバンドなのかどうなのか分からない情報が出てきます。写真で見る限り、ボーカルの女性は違う方が写っています。残念ながら、バンドの詳細は不明のままです。
次回 ⇒ 34. カフェ キーオでヨーロピアン・ブレックファースト に続く
ラム・ブギー・カフェ の場所と行き方
Rum Boogie Cafe 182 Beale St, Memphis, TN
メンフィス国際空港からラム・ブギー・カフェ へ、車(レンタカー)で行く場合の一例。
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