ローレンス“ブー”ミッチェル氏

18年10月11日
Link-USA

グラミー賞を受賞したローレンス“ブー”ミッチェル氏


ローレンス“ブー”ミッチェル氏

ウィリー ミッチェル氏は2010年にお亡くなりになりましたが、ロイヤル スタジオは息子さんのローレンス“ブー”ミッチェル(Lawrence”Boo”Mitchell)氏が引き継いでいます。ブー・ミッチェル氏は、単にスタジオ経営だけでなく、エンジニア、プロデューサー、作曲家として音楽活動をされています。
2016年の第58回グラミー賞で、ブルーノ マーズをボーカルにフューチャーしたマーク ロンソンの「アップタウン・ファンク!」が主要4部門の一つである年間最優秀レコード賞を受賞しました。この曲はロイヤル スタジオでレコーディングされ、その時のエンジニアはブー・ミッチェル氏だったのです。年間最優秀レコード賞は、演奏者だけでなく製作チームにも授与されますから、ブー・ミッチェル氏はグラミー賞受賞者なのです。メンフィスでレコーディングが行われた曲がグラミー賞を受賞したのは「アップタウン・ファンク!」が初めての事です。


ローレンス“ブー”ミッチェル氏ブー・ミッチェル氏は、16歳の若さでキーボード奏者として音楽活動を始め、17歳の時にアル グリーンの「As We’re Together」のレコーディングに参加しました。そして、メンフィスで最初のラップ・グループ M-Team を結成してアルバムをリリースしました。
2000年以降は、ロイヤル スタジオのマネージャーとして、父ウィリー ミッチェル氏の仕事を手伝いながら、エンジニア、プロデューサーとしてのキャリアを積み重ね、2004年からロイヤル スタジオのチーフエンジニアに就きました。
ジョン メイヤーの『Continuum』(2006年)に収録された「I’m Gonna Find Another You」をはじめ、一流のミュージシャン達のレコーディングを行っています。

ローレンス“ブー”ミッチェル氏

ブー・ミッチェル氏は、偉大なエンジニアでありプロデューサーなのですが、常に写真に写っているような笑顔でフレンドリーに接してくださり、ミキシングルームでお話を聞いたり、写真を撮らせていただいたりしました。ロイヤル・スタジオは創立から60年を超えますが、このスタジオ独特のサウンドを残していく事に力を注いでいるそうです。また、メンフィスが音楽の街として衰退しないようにする事もライフワークの一つだそうです。
スタジオから出る直前に「レコーディングにおいて何を最も重要としていますか?」と尋ねたら、今までの笑顔が消えて真顔になり、僕の目をじっと見て “Feeling” と言いました。更に僕の目を見つめながら人差し指を立てて “Feeling” ともう一度言って、その指を自分の胸に向けました。僕が “Feeling” とリピートすると、「そうだ」という感じで頷いて、指を二本立てて “Second” と言い、次に自分の耳を指さしながら “Sound” と言いました。僕が “Yes, I understood” と言うと、いつもの笑顔に戻り、”Yeah” と言いながら僕の手を握ったあと肩を組んでこられました。僕はこの短いトークも “Feeling” を大切にしたセッションのように感じました。


次回 ⇒ 51. 約束の地、メンフィス ~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~ に続く


 ミシシッピ・リバー・カントリーUSA  Memphis Tourism


  1. メンフィス Home of the Blues and the Birthplace of Rock 'n' Roll
  2. WiFiルーターと翻訳機 ili
  3. メンフィス国際空港 Memphis International Airport
  4. サウス・メイン・ストリート S Main Street
  5. ブルース ミュージック アート ミュージアム Blues Music Art Museum
  6. ビールストリートへやってきた
  7. ギブソンギター メンフィス工場の現状
  8. ビールストリートを歩いてみる
  9. マディソン ホテル Madison Hotel
 10. 夜のビールストリート
 11. アーケードレストラン The Arcade Restaurant
 12. 国立公民権運動博物館を見学
 13. ブルースの殿堂博物館(Blues Hall of Fame Museum)へ
 14. セントラルBBQでランチ
 15. サウス・メインストリート歴史地区 South Main Street Historic District
 16. グレースランド エルビス プレスリーのテーマパーク
 17. メンフィス ドラムショップ Memphis Drum Shop
 18. Railgarten Ping Pong
 19. ビッグ・リバー・クロッシング ミシシッピ川を渡る
 20. イッタ・ベナ・レストランでディナー
 21. ビール・ストリート・ランディングに行ってみた
 22. リバーウォークとリバーサイドドライブ
 23. Temple of Deliverance の礼拝を見学
 24. メンフィス・ロックンソウル博物館でメンフィスの音楽に関して学ぶ
 25. クロスタウン コンコースでヘルシーランチ
 26. シェルビー・ファームズ・パークでサイクリング
 27. 日曜日 午後のビールストリート
 28. Memphis Blues Trail 61 のサイン
 29. ピーバディ メンフィスのダッグマーチ
 30. ピーバディ メンフィスのランスキーブラザーズ
 31. バスプロショップス・アット・ザ・ピラミッドのLookOut
 32. フライト レストラン & ワインバー でディナー
 33. ラム・ブギー・カフェでグッドミュージックに浸る
 34. カフェ キーオでヨーロピアン・ブレックファースト
 35. サンスタジオを見学 2階の展示スペース
 36. サンスタジオを見学 レコーディングスタジオ編
 37. コットンミュージアムでメンフィスの歴史を学ぶ
 38. テネシー ウェルカム センター に寄ってみた。
 39. Gus's Fried Chicken 世界的に有名なスパイシーフライドチキンの店
 40. スレイブヘブン博物館で黒人奴隷の逃亡について学習する
 41. Lansky Bros. Clothier to the King
 42. メンフィス音楽大殿堂博物館を見学
 43. ザ ビューティー ショップ でディナー
 44. ブルー プレート カフェ Blue Plate Cafe
 45. オーバートン・バークへ行ってみた
 46. オーバートン・スクエア ミッドタウンのランドマーク
 47. オーバートン・スクエアの周辺
 48. スタックス博物館でオーティス レディングを思う
 49. ウィリー ミッチェルズ ロイヤルスタジオを訪問
 50. ローレンス“ブー”ミッチェル氏
 51. 約束の地、メンフィス ~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~
 52. ロイヤルスタジオ <番外編>
 53. チャールズ ベルゴズ ランデブーでバーベキューリブをいただく
 54. メンフィス探訪 2018 まとめ


ロイヤル スタジオの場所と行き方


Royal Studios 1320 Willie Mitchell Blvd, Memphis, TN


メンフィス国際空港からロイヤル スタジオへ、車(レンタカー)で行く場合の一例。

 ⇒ 大きな地図で見る


ページTOPへ

 ⇒ メンフィス 観光ポイントの一覧

コメントする