州の成立過程
インディアナとは「インディアンの土地」を意味するラテン語だそうです。名付けの由来は諸説ありますが、かつてのこの地には、多種な先住民族が暮らしていたからだ、とも言われています。
17世紀後半、最初にこの地を訪れたヨーロッパ人は、カナダにいたフランス人だったと言われています。18世紀には毛皮交易の地を拡大していきたいフランスと、領地を西に広げていきたいイギリスとの間に争いが起こります。戦いにはイギリスが勝利し、この地を所有することになりました。その後、独立戦争を経て、この地は北西部領土とされます。(北西部領土とは、合衆国建国当初の政治区分のひとつです。今の行政区画では、インディアナ州の他にもオハイオ州、イリノイ州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ミネソタの一部などが含まれていました。)1800年、北西部領土からの第一号の分離として、インディアナ準州として制定されます。そして、1816年12月11日、アメリカ19番目の州として昇格する日を迎えるのです。