州の成立過程
18世紀、この地はフランス領ルイジアナの一部としてフランスに支配されていました。
その後スペインによる支配を経て、1803年ナポレオンにより行われたルイジアナ売却によりこの地はアメリカ領となります。
1830年に制定されたインディアン移住法により、1838年、アメリカ南東部に暮らした先住民たちは、現オクラホマ州の東部に強制的に移住させられることになりました。
移住の行程で、多くの先住民たちは病に倒れ命を落としたそうで、このオクラホマに続く道は「涙の道」とも呼ばれています。
先住民を追いやり、居住地として定められたこの地ですが、やがて最後に残った手つかずの土地を求め、開拓を進める入植者たちもやってくることになります。
すると、土地が足りなくなり、他の先住民たちが居住していた現オクラホマ州西部も入植者たちに開放することにします。
土地の解放は1889年に行われますが、入植者たちは定められた開放日以前に、我先にと良い土地を奪い合いあったそうです。
ちなみに、このエピソードに由来しオクラホマ州の愛称には「抜け駆けの州」とつけられているのだとか。
1890年にオクラホマ準州となり、1907年11月16日、46番目の州として昇格しました。