州の成立過程

ユチ族などの先住民が暮らすこの地にヨーロッパ人がやってきたのは16世紀だったそうです。
入植の歴史に関しては諸説あるようですが、一説によればスペイン人探検家 エルナンド・デ・ソトの訪問が最初だったと言われています。
フロリダにいたデ・ソトは金を探しにノースカロライナのアパラチア山脈を目指します。
その行程でテネシーの地に入り、開拓を進めていくことになったようです。
独立戦争が終結し、パリ条約によってイギリスはアメリカに土地を割譲します。
割譲したのは、ミシシッピ川から東、五大湖の南の部分です。
この土地はオハイオ川を境に北西部領土と南西部領土に分けられることになりました。
南西部領土はノースカロライナの管轄でしたが、1790年南西部条例によって、合衆国政府に割譲されました。
この割譲された土地が現在のテネシー州のエリアです。
その後この地は南西部準州として歴史を刻み、1796年6月1日、16番目の州として昇格することになりました。