州の成立過程
ここデラウェア州は、アメリカ合衆国建国に関わった13植民地のうちで最初に批准した州であることから、First Stateとして呼ばれています。
そんな名誉あるFirst Stateでありながらも、全米50州のうち2番目に面積の小さい州で、建国当初は中心的な存在であったにもかかわらず、今ではやや埋もれがちな存在との噂も…
レナペ族、サスケハナ族などの先住民族が暮していたこの地に、ヨーロッパ人が到来し開拓を始めます。この地の所有権に関してはイギリスやオランダ、スウェーデンが次々と名乗りをあげ、長く争うことになります。その後オランダによりスウェーデンは駆逐され、1664年、そのオランダも最終的にはイギリス国王が派遣した遠征隊により駆逐されることとなり全領土はイギリスのものとなりました。1787年12月7日、アメリカ合衆国憲法を最初に批准し、アメリカ合衆国一番目の州となります。
ちなみに、この「デラウェア」という名前は、1610年から1618年までバージニア植民地総督を務めたディ・ラ・ワーレ男爵トマス・ウエストにちなんで名付けられたそうです。