現在の位置づけ

州のおもな産業は「観光」であり、多くの観光客を迎える「観光地」としても知られています。
ちなみにニューヨークやボストンエリアからやってくる観光客が最も多いのだとか。
車で数時間というアクセスの良さもその理由でしょう。
豊かな自然を楽しめるサイクリングやスキーなどのスポーツ系アクティビティや、燃えるように赤いメープル(楓)を楽しめる秋の紅葉見物などが人気です。
この素晴らしい紅葉は、州の中心を走る山岳地帯で例年9月中旬から楽しむことができます。
全米で最大の生産量といわれるメープルシロップが名産なのは、この街ならではですね。
ちなみにバーモントとはフランス語で「緑の山」を意味します。州の愛称は「緑の山の州」で、豊富な自然が自慢の州です。

アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

発行年 2001年  発行順 14番

メープルシロップの生産地として有名なバーモント州のコインには、Camel’s Hump Mountain(キャメルズ・ハンプ山)と、樹液が入ったバケツを下げたメープルの木が描かれています。 “Camel’s Hump”とはラクダのこぶという意味で、その名の通り、山はラクダのこぶのような形をしており、バーモント州では3番目に高い山として知られています。バーモントといえば思い浮かぶのが、「バーモント・カレー」ですが、これはバーモント州民がカレーをよく食べるという理由ではなく、単にバーモントの特産品がリンゴと蜂蜜だということに因んでいるそうです。
画像提供:”United States coin images from the United States Mint.”