州の成立過程
先住民族が暮らすこの地に、1513年、スペインの探検家がこの地域に初めて到着し探検を開始しました。
しかし、フランスもこの地に興味を持ち始めていたので、スペインは急いで植民地化を進めます。
その後しばらく、この地をフランスとスペインで奪い合いをする歴史が続きました。
そして、バージニアやカロライナからイギリス人開拓者たちが徐々にやってくるようになり、事態はますます混沌としていきます。
1763年、キューバのハバナと引き換えに、スペインはイギリスにフロリダを譲ります。
イギリスはこの地を東フロリダと、西フロリダに分け統治することにしました。
しかし、独立戦争では、スペインがこの地の西側の大半を占拠します。
最終的にはパリ条約によってこの地すべての権利は、再度スペインの手に納められました。
スペインはフロリダに入ってくる誰にでも土地の特許を与えました。
その結果、この地には多くのアメリカ人が入ってくることになります。
その後、この地域はルイジアナ買収の一部であるとされ、西フロリダの一部はアメリカに併合されます。
当時の西フロリダ政府はこれに反発しますが、最終的にはこの条件を飲むことになりました。
東フロリダでは、先住民と開拓民の間にセミノール戦争が起こり、結果この地もアメリカが実質的に支配することになります。
フロリダは1822年3月30日にアメリカ合衆国の準州とされ、西フロリダと東フロリダは併合されました。
1845年3月3日、準州だったフロリダは、アメリカ合衆国第27番目の州に昇格します。