コナから南回りでヒロを目指す コナ空港~カイルアコナ~キラウエア~ヒロ
コナ空港から、黒々とした溶岩道路を南下し、太陽が眩しい港町カイルア・コナへ。南回りでボルケーノを目指します。寄り道をしないでも片道3時間半のロングドライブです。キラウエア公園内も広いので、周辺の街で滞在して翌日ゆっくり訪れてもいいでしょう。
(写真提供:ハワイ州観光局)
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■コナ空港
空港の周辺には、流れてきた溶岩が固まっただけのゴツゴツとした大地が続いています。そんな荒涼とした山肌を眺めつつ、19号線を10㎞ほど南へ進めば、西海岸最大の街カイルア・コナです。海岸沿いのアイリ・ドライブにはショッピングセンターやレストランが並び賑わっていますが、かつてカメハメハ王が晩年を過ごした「フリへエ宮殿」や、ハワイで最初に建てられた教会「モクアイカウア教会」などの史跡も残っています。
↓約14㎞
■聖ピータース教会
カイルア・コナの中心地からアイリ・ドライブをそのまま下ると、海岸沿いにポツンと教会が佇んでいます。地元の人から「リトル・ブルー・チャーチ」と呼ばれる聖ピータース教会です。中は数人が入れるだけの小さな建物ですが、白と水色に塗られたかわいらしい外観が、海のブルーと相まって絵になります。11号線のハイウェイで、さらに南へ向かいましょう。キャプテンクックのあたりに来るとコーヒー農園が目につくようになります。ここサウス・コナは、コナ・コーヒーの産地。160号線を右折すると、農園見学もできる「ベイビュー・ファーム」があります。ベルギー人神父によって描かれた壁画が美しい「聖ベネディック・ペインティド・チャーチ」もすぐ近くです。また、この道を海側へ向かえば、「プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園」に着きます。ハイウェイから反れた道は細く、曲がりくねっているので注意して走りましょう。。
↓約24㎞
■プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園
“逃れの地”との意味を持つこの場所は、ハワイアンの掟”カプ”を破ったものの駆け込み寺でした。その聖地にヘイアウやティキ像などを復元し、公園として開放しています。ハワイアンの風習を学べるだけでなく、整備された広い園内はのんびりするにもいい場所です。トレイルもありますが、まだまだ先は長いのであまりゆっくりはできません。11号に戻り、さらに南へと進みましょう。
↓約50㎞
■プナルウ黒砂海岸
ハイウェイの回りに店や集落が見当たらなくなり、車はのどかな内陸部を進みます。ナアレフを過ぎると、海がチラチラと見え始め、海岸線を望む気持ちのよい道となります。「プナルウ黒砂海岸」は溶岩が並に砕かれてできた黒い砂のビーチ。ウミガメが訪れるため人気の観光スポットとなっています。ここから40㎞ほど緩やかなアップダウンを繰り返し、再び内陸に入って行くとキラウエア火山国立公園に到着です。園内には1周20分ほどで走れる幹線道路があり、車で見どころを回る事ができます。ここからコナまで戻る場合には、キラウエアに入る前に山側にあるボルケーノ・ビレッジでガソリンを入れておきましょう。また、暗くなってしまうとハワイ島には街頭がほとんどないため運転には注意が必要です。公園で購入するチケットは1週間有効なので、できれば初日は軽く見るだけにして、ボルケーノ・ビレッジか少し先のヒロで滞在するのがお薦めです。