ヒロを拠点にボルケーノを極める ヒロ~キラウエア
ハワイ島の首都ヒロは日本人の移民により発展した街。海にほど近いダウンタウンはしっとりと落ち着いた雰囲気です。そんなヒロを拠点に、キラウエア火山国立公園とその周辺をじっくり巡ります。溶岩に塞がれたデッドエンドの先では、溶岩ハイクも可能です。
(写真提供:ハワイ州観光局)
START!
■ヒロ
ヒロのダウンタウンのメインストリート、カメハメハ通りには1900年代の建物が並び、アロハシャツが人気のシグ・ゼーンや、彼の妹さんが経営している雑貨屋ハナ・ホウなど個性的なお店もあります。マカデミアナッツで有名なマウナロアや、ビッグアイランドキャンディーの工場は、それぞれ見学も可能なので立ち寄ってみては。ヒロの街をひととおり散策したら、ボルケーノへと向かいましょう。11号線を西へ約45㎞、40分ほどで公園の入口へ到着します。公園に入る前に、山側のゴルフ場へ入る道を進むと、ボルケーノ・ワイナリーがあります。ここはアメリカ最南端のワイナリーで、地元のフルーツを使った甘いワインが人気です。
↓約52㎞
■ハレマウマウ展望台
キラウエア火山国立公園は、ハワイ島観光のハイライト。ゲートを入り山を登りきると、キラウエアカルデラの回りを囲むようにしてクレーター・リム・ドライブが走っています。まずは右手にあるビジターセンターを訪れ、今日の火山の状況をチェックしましょう。その向かいには、公園内の唯一のホテル「ボルケーノハウス・ホテル」があります。ロビーに置かれた暖炉の炎は125年以上も絶やさず燃えているもの。キラウエアが高地にあることを実感させられます。クレーター・リム・ドライブをそのまま半時計回りに走りれば、見渡すかぎり溶岩が広がる世界に圧倒されるばかり。案内板を頼りにキラウエアカルデラを見渡す天望台や、ミュージアムなどに立ち寄りながら進むと、ハレマウマウ展望台に着きます。ここは1974年に噴火したハレマウマウ・クレーターを望む展望台です。
↓約3㎞
■チェーン・オブ・クレーターズロード
ペレが住むというハレマウマウ・クレーターを後にすると、右手にチェーン・オブ・クレーターズ・ロードが現れます。20㎞ほどのこの道は途中、溶岩で塞がれてしまったため、行き止まりになっています。くねくねと曲がりくねった道を海岸近くまで降り、通行止めの地点から溶岩が道を塞いだ場所まで歩いて行けます。そこからさらに溶岩の上をハイクすれば、今も海へと流れ落ちている赤々とした溶岩を見る事ができます。ただし足場か悪く、溶岩の状況は日々変わるのでレンジャーによく聞いてからにしましょう。
↓約2㎞
■サーストン・ラバ・チューブ
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを戻り、クレーター・リム・ドライブをさらに進むと、「サーストン・ラバ・チューブ」があります。ジャングルのような小径を歩いて進むと、溶岩のトンネルが出現します。これはドロドロの溶岩が流れて行く時に、外側だけが冷えて固まりできたものです。ここから、最初のビジターセンターまでは約15分ほどで戻れます。