デナリ国立公園 Denali National Park and Preserve
デナリ国立公園 デナリ(マッキンリー)山を擁する広大な公園
国立公園の中で最も人気が高い公園で、アンカレジとフェアバンクスの中間にあります。デナリとはインディアン語で「偉大なもの」という意味ですが、その名の通り標高6,168mの雄大なデナリ山(マッキンリー山)が中心にそびえています。保護する生態系は世界最大規模です。
デナリ山 Mount Denali (マッキンリー山)
デナリ山(マッキンリー山)は、標高 6,168mある北アメリカ最高峰。
デナリ山(マッキンリー山)は高緯度(北極に近い緯度)に位置するため気温が低く、その影響でヒマラヤやアンデスの同一標高よりも気圧が低い。また、極寒で有名なために、登頂率が低い難易度の高い山。
ピータース氷河、マルドロー氷河、トラレイカ氷河、ルース氷河、カヒルトナ氷河の5本の巨大な氷河を擁する。
植村直己
植村直己(うえむら なおみ)は、1941年2月12日兵庫県出身の登山家。国民栄誉賞受賞者。
1970年8月26日、デナリ山(マッキンリー山)に挑戦し単独登頂を成功させ、世界初の五大陸最高峰登頂者となった。
1984年2月12日、43歳の誕生日に世界初のデナリ山(マッキンリー山)冬期単独登頂を果たしたが、翌日以降の交信を最後に消息不明となる。
1984年4月19日、国民栄誉賞を受賞。
マッキンリー山からデナリ山に改名
デナリ山(Mount Denali)は、1896年から2015年までマッキンリー山(Mount McKinley)と呼ばれていた。
マッキンリーの呼び名は、大統領選に出馬したウィリアム マッキンリー(William McKinley)候補を応援する地元の金採掘業者が、デナリ山のことをマッキンリー山と呼ぶようにした。ウィリアム マッキンリー候補は第25代大統領に選出され、それ以来、デナリ山はマッキンリー山という呼び名が定着した。
その後、地元のアラスカ州では先住民を中心にマッキンリーの名称をデナリに戻すように運動していたが、ウィリアム マッキンリー元大統領の地元であるオハイオ州の反対により、米議会の承認を得ることが出来なかった。
2015年、オバマ大統領は、氷河が溶けつつあるアラスカ州を地球温暖化対策の重要地域と位置付けていて、その取り組みをアピールするポイントの一つとして、デナリ山の改名を発表した。
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