パラダイス・リッジ・ワイナリー
パラダイス・リッジ・ワイナリー 焼失に関して
2017年10月に起こったカリフォルニア北部の大火で、パラダイス・リッジ・ワイナリーのワイナリーが焼失しました。
しかし、ボトルワインの大半は安全に保管され、ブドウ畑は焼失を免れたそうです。
現在、ロシアンリバーバレーのテイスティングルームは焼失のため閉鎖していますが、ケンウッドのテイスティングルームは利用可能です。
パラダイス・リッジ・ワイナリーは、復興に向けて取り組んでいるとの事です。
ケンウッド テイスティングルームのご案内
PARADICE RIDGE WINERY in Kenwood
8860 Sonoma Highway, Kenwood
Phone: (707) 282-9020
Hours: 11am to 6pm
Tasting Fee: $15 -$20 refundable with a 2 bottle purchase
Groups of 6 or more – higher tasting fees apply
Groups of 10 or more must reserve in advance
サンフランシスコ市内中心部、ユニオン・スクエアからパラダイス・リッジ・ワイナリーへ、車(レンタカー)で行く場合の一例。
⇒ 大きな地図で見る
パラダイス・リッジ・ワイナリー 武士から「ブドウ王」へ 長澤鼎を語り継ぐ
幕末の1865年、薩摩藩の密命を帯びて15名の留学生が英国に派遣される。その中に、若干13歳、変名、長澤鼎(ナガサワ カナエ)という少年が居た。その少年は数奇な運命をたどった末、トーマス・レイク・ハリスの弟子として、カリフォルニアのソノマでブドウ栽培とワイン造りを始める。ファウンテン・グローブ・ワイナリーの始まりである。
1982年、体調を崩したハリスがニューヨークに戻り、ファウンテン・グローブ・ワイナリーの経営は長澤に任される。1893年、彼が造ったカベルネ・ソーヴィニヨンがカリフォルニア州のワイン・コンテストで2位を獲得。その頃には、ファウンテン・グローブ・ワイナリーは、カリフォルニア10大ワイナリーの1つにまで成長していた。欧州や日本へ輸出するなど、世界的なブランドへと飛躍し、長澤は「カリフォルニア・ワインの父」として有名になる。
長澤の死後、ワイナリーとヴィンヤードは、甥に相続されるが、カリフォルニア外国人土地法の施行により不動産の精算を余儀なくされ、1953年にファウンテン・グローブ・ワイナリーは幕を閉じる。
時は流れ、1994年に設立されたパラダイスリッジ・ワイナリーの一角に、長澤の遺品や写真がひっそりと展示されている。
パラダイス・リッジ・ワイナリーでは、自社の主力ワインと共に、長澤の名を冠した小さなシャルドネの畑から年間300ケース弱を生産している。
パラダイス・リッジ・ワイナリーの場所と行き方
※こちらのワイナリーは現在、復興中で一般公開はしておりません。
PARADICE RIDGE WINERY
4545 Thomas Lake Harris Drive, Santa Rosa, CA 95403
サンフランシスコ市内中心部、ユニオン・スクエアからパラダイス・リッジ・ワイナリーへ、車(レンタカー)で行く場合の一例。
⇒ 大きな地図で見る
ワイナリーの説明に関して
桑田英彦氏の著書『ワインで旅するカリフォルニア』より引用させていただいております。
更に詳しい情報は、『ワインで旅するカリフォルニア』をご覧ください。
単行本: 144ページ
出版社: スペースシャワーネットワーク (2014/2/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4907435193
ISBN-13: 978-4907435196
発売日: 2014/2/28
商品パッケージの寸法: 21 x 13.8 x 1.8 cm