古代ハワイアンゆかりの地を訪ねる ワイキキ~クアロア~ワイメア~ワヒアワ

ドライブマップ ハワイ

パリ・ハイウェイでコオラウ山脈を越え、イーストサイドからノースショアを一回り。”マナ(気)”が集まるパワースポットや、ハワイアンゆかりの地を訪れます。聖地と呼ばれる場所では、石に座ったり触れたりせずに、敬意を払って見学しましょう。

(写真提供:ハワイ州観光局)

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■ワイキキ
H1を経由してパリハイウェイ(61号)へ。山道を登るにしたがい、緑が深まっていくのを感じます。ヌウアウに入るとハイウェイの右側に、かつてカメハメハ4世の妃エマ女王が避暑地として使用した宮殿「クイーンエマ・サマーパレス」があります。

↓約17㎞

オアフ島

■ヌウアヌパリ展望台
パリハイウェイの急坂の途中に、「ヌウアヌパリ展望台」の入口があります。ここは1795年にカメハメハ大王がオアフ島を攻撃した際、オアフ勢を全滅に追い込んだ場所。いつも強風が吹いており、雲がかかっていることも多いですが、晴れた日にはイーストサイドの見事なパノラマが広がります。ハイウェイに戻ってトンネルを抜けると、そこはもうコオラウ山脈の反対側。景色は一転し、海の青さが鮮やかなカネオ湾が目に飛び込んできます。坂道を下り830号をカネオヘ方面へと向かいましょう。道は次第に海沿いを走り、帽子のような形をした小島「チャイナマンズハット」が見えてきます。

↓約10㎞

オアフ島

■クアロアビーチパーク
チャイナマンズハットに近い「クアロア・ビーチパーク」の景観は素晴らしく、ランチなどを広げるにはうってつけです。山側にはアクティビティの宝庫「クアロア牧場」もあります。この周辺はハワイアンの王が幼少のころに教育を受けるための場だったとも言われ、オアフ島の中でも特に神聖とされている場所のひとつです。その先は砂浜に沿った道がしばらく続き、カハナ湾に出ます。山側には「カハナ州立公園」があり、この辺りでは現在もハワイアンの人々が伝統を守りながら生活しています。ハワイをはじめタヒチやフィジーなどポリネシアの文化を体感できるテーマパーク「ポリネシアンカルチャーセンター」が左手に見えるとライエです。

↓約40㎞

オアフ島

■プウオマフカ・ヘイアウ
カフクやサンセットビーチを過ぎてから、ワイメアにあるスーパー前の信号を左折して山の中へと入ります。ここはオアフ島最大級のヘイアウ「プウオマフカヘイアウ」がある場所。ヘイアウとは古代ハワイアンが神々へ祈りを捧げた神聖な場のことです。特にここは、戦いの神クーを祀り、生け贄もささげられた場所。祭壇には今もお供え物が絶えず、ハワイアンの信仰の深さを感じます。ワイメア湾を望む高台にあり、晴れていればカウアイ島まで見渡せる眺望も見事です。帰りはバイパス経由でカメハメハハイウェイ(99号)を南下。ドールプランテーションを過ぎたワヒアワには、かつて王族が出産のために利用した聖地「クカニコロ」があります。

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