サルベーションマウンテン
Salvation Mountain

サルベーションマウンテン Salvation Mountain

サルベーションマウンテン(Salvation Mountain)は、パームスプリングスのダウンタウンから南東方向、車(レンタカー)で約84マイル(134.4km)、サンディエゴダウンタウンから北東方向、車(レンタカー)で約153マイル(244.8km)走った、砂漠のど真ん中にある、ペイントされた丘。
サルベーションマウンテンの場所と行き方

レオナルド ナイト Leonard Knight

サルベーションマウンテン Salvation Mountain

サルベーションマウンテンは、1931年11月1日にバーモント州バーリントン郊外で生まれたレオナルド ナイト(Leonard Knight)が、この地でとれるアドべ粘土で丘の斜面を固め、寄付されたペンキで彩った。その規模は高さ30フィート(9.1m)、幅150フィート(45.7m)ある。
一見、カラフルなアート作品のように思えるが、”God Is Love.”というメッセージが込められた、神へのオマージュである。
レオナルド ナイトが退役後に試行錯誤の人生を送っている時、神の存在を感じてイエスを受け入れた。しかし、教会の指導者たちとは折り合いが悪く、独自の方法で神を讃えることを決心し、いくつかの試みの後に、丘にペイントをする方法にたどり着いた。ペンキでペイントする事により、風と雨による侵食を防ぐことができるが、時間が経つにつれて風化するために、ペンキは何重にも塗り重ねている。
その後、レオナルドが亡くなった後も、ボランティアの保存会のメンバーの手により、ペンキの上塗りなどを含んで、サルベーションマウンテンは保護されている。

ミュージアム

サルベーションマウンテン Salvation Mountain

廃材を寄せ集めて骨組みを作り、藁とアドべ粘土を塗り固めたドーム状の建造物にペンキを塗って保護し、その内部に神を讃えるオブジェなどが飾られている。ドーム状の形状は、レオナルドがサルベーションマウンテンというアイデアにたどり着くまでに、熱気球でメッセージを伝えようとして失敗したことから、熱気球を連想させるドーム状の建造物をサルベーションマウンテンの横に造ることを思いついた。

トラックの小屋

サルベーションマウンテン Salvation Mountain

レオナルドは、51年型シボレーのトラックの荷台に小屋を建てて、そこに愛犬と共に寝泊まりしてサルベーションマウンテンの創作活動をしていた。そのトラックも保存されている。

資料協力:カリフォルニア観光局、Palm Springs Bureau of Tourism
Greater Palm Springs CVB

サルベーションマウンテンの場所と行き方

パームスプリングスのダウンタウンから車(レンタカー)で行く場合の一例。
Salvation Mountain Beal Rd, Calipatria, CA

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