パークシアター Park Theater
パークシアター マルチユースなシアター
パークシアター(Park Theater)はラスベガス・ストリップ沿いに建つパーク MGM ラスベガスの中にある、コンサート、スポーツ、アワードショー、コンベンションなどが開催される劇場。2016年12月にオープンした。
客席は5,200席で、オーケストラ、ハイオーケストラ、バルコニーの3つに分かれている。一部の座席は伸縮式の格納式座席になっており、さまざまな構成のイベントに対応できる。
HD&4Kプロジェクターが9台設置されていて、ステージ後方に最先端のプロジェクションビデオウォールが備わっており、アワードショーやコンベンション、ミュージックライブの演出などに活用されている。ステージの周りにマッピングテクノロジーを備えた幅240フィート(73m)の投影面がある。
パフォーマーとオーディエンスの距離が近いのがウリで、ステージから最も遠い席からでも145フィート(44m)しかない。アリーナクラスのミュージシャンもパークシアターで公演を行うが、シアター用のセットリストを組んだり、アレンジを変えて演奏したりするので、アリーナ公演とは違った感動があると評判。
こけら落としライブ
パークシアターは、2016年12月17日に、フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)のスティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)によるソロコンサートでオープンした。
レジデンシー Residency
ラスベガスのいくつかのシアターでは、レジデンシー公演と呼ばれる形態のコンサートが開催されている。通常、ミュージシャンやバンドは全国各地をツアーして回るのが一般的であるが、レジデンシー公演はラスベガスのシアターに一定期間駐在して週に数回、もしくは月に数回の公演を行ない、観客は観光を兼ねて、お目当てのミュージシャンを観にラスベガスへやって来る。
大都市圏では、アリーナに数万人の観客を動員するエアロスミス(Aerosmith)が、2019年から2020年にかけて18回のレジデンシー公演を行う事で話題になっている。
何かと話題の多いレディー・ガガ(Lady GaGa)もパークシアターで2019年にレジデンシー公演を行い、契約を2020年まで延長した。レディー・ガガはヒット曲中心で構成した『エニグマ(Enigma)』公演と、スタンダード曲をピアノで弾き語る『ジャズ&ピアノ(Jazz And Piano)』公演というコンセプトが異なる2種類の公演を用意した。日程によっては連日で2種類の公演を観ることができる。『エニグマ』公演ではレジデンシーの女王ともいえるセリーヌ・ディオンが客席で踊っているのを目撃されたこともある。また、『ジャズ&ピアノ』公演の初日にはレジェンド歌手のトニー・ベネットがゲスト出演した。
グラミー賞を11回受賞してギネス・レコードに登録されているブルーノ・マーズ(Bruno Mars)が2020年の3月と4月に計5回のコンサートを行うことで話題になっている。
協力:ラスベガス観光局
ラスベガスの観光ポイント一覧
パークシアターの場所と行き方
Park Theater 3770 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV
マッカラン国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
⇒ 大きな地図で見る