ショージ・タブチ Shoji Tabuchi
ショージ・タブチ ブランソンに劇場を持つ日本人ミュージシャン
ショージ・タブチ(Shoji Tabuchi)は、アメリカで音楽で成功して、ミズーリ州 ブランソンに自身の劇場ショージ・タブチ・シアターを持つ、日本人のフィドル奏者。妻のドロシーと娘のクリスティーナと共にショージ・タブチ・ショウを主催している。
⇒ ショージ・タブチ劇場の場所と行き方
1944年4月16日、石川県大正寺で生まれ、7歳からバイオリンを弾き始めた。大阪の桃山学院大学に進学し、カントリーミュージックやブルーグラスを演奏していた。
カントリー・ミュージック歌手でフィドル奏者のロイ・エイカフ(Roy Acuff)が来日した際に、コンサート後に楽屋を訪ねたところ、アメリカで演奏をすることを勧められ、カントリーミュージックとブルーグラスを追求した。その結果、日本の大会で優勝するほどの腕前になり、渡米を決心し、わずかな現金とバイオリンを持ってサンフランシスコへ渡った。
アルバイトとフィドル演奏で食いつなぎ、アメリカのミュージックシティを転々とした後、テネシー州ナッシュビルでロイ・エイカフと再会し、カントリー・ミュージックの公開ライブ放送で有名な「グランド・オール・オープリー」に出演を果たした。その後、何度も「グランド・オール・オープリー」に出演し、アメリカのカントリー界で名前が知れ渡るようになった。
1980年頃に、活動の拠点をミズーリ州 ブランソンに移してキャリアを重ね、1990年に2000席の自身の劇場をオープンさせた。
娘クリスティーナが監修するショージ・タブチ・ショウでは、ポルカ、ゴスペル、ケイジャン、ハワイアン、ラップ、ロック、日本の民謡やポップスなどを取り入れて人気を博している。
因みに、ショージ・タブチ・シアターのパウダールームはゴージャスなことで有名。ショージ・タブチ・シアターに行った際には、ショウを楽しむだけでなく、パウダールームを覗くことを忘れずに。
※ 2017年5月に起こった小火騒ぎで、劇場は閉鎖されている。現在は、他の場所を間借りしてショーを開催している。
3216 W. 76 Highway, Branson, MO
ナショナルフィドラー 殿堂入り
ショージ・タブチは、長年に渡るフィドラー演奏への貢献、保護、教育、発展に大きく寄与したことが認められ、2020年のナショナルフィドラーの殿堂(National Fiddler Hall of Fame)入りに名を連ねることとなり、2020年4月18日、オクラホマのタルサにあるマビーセンターで行われる祝祭にて表彰される。
⇒ National Fiddler Hall of Fame
ドロシー・リンゴ Dorothy Lingo
ショージ・タブチの妻ドロシーは、ステージに出演するだけでなく、振り付け、衣装デザイン、劇場のインテリアデザインなども担当している。
クリスティーナ Christina
ショージ・タブチの娘クリスティーナ(Christina Lingo Tabuchi)は、歌手として活躍しながら、ショージ・タブチ・ショウをプロデュースする。
協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA , Branson Convention and Visitors Bureau
ブランソン 観光ポイント 一覧
ショージ・タブチ劇場の場所と行き方
Shoji Tabuchi Theatre 3260 Shepherd of the Hills Expy, Branson, MO
スプリングフィールド ブランソン ナショナル空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
※ 2017年5月に起こった小火騒ぎで、劇場は閉鎖されている。現在は、他の場所を間借りしてショーを開催している。
3216 W. 76 Highway, Branson, MO
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